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平屋の価格に影響する要素は広さと間取りや住宅性能
平屋の価格に最も影響する要素は土地の価格と周辺の環境です。周辺の環境に合わせる為、間取りやより高い住宅性能が求められるからです。
平屋の価格に影響する土地の価格
家族構成に見合う床面積を備えた平屋を建てる場合、1階だけで床面積を確保しなくてはなりません。その為、平屋の1階の床面積には、箱形の2階建ての家の約2倍の広さが必要です。
平屋の価格に影響する建築費
次に、敷地周辺の環境に合わせた間取りが必要です。2階建ての家であっても周辺の環境に合わせた間取りが必要ですが、平屋の場合はさらにその必要性が高くなります。隣家との距離が遠く、周辺には緑が拡がっている恵まれた環境であれば問題ありません。しかし、隣家との距離が近い、周辺には2階建ての住宅の他にマンションもあるというような環境の場合、陽射しや自然の風を採り入れられないという問題が発生します。
晴れていても照明をつけなくてはならない、冬は寒い、風通しが悪く自然換気ができないなど、快適な室内環境が調えられなくなってしまいます。換気の悪い家は、家族の健康にも住宅の寿命にも悪影響があります。
加えて、照明や暖房にかかる費用が嵩むため、暮らし始めてからの光熱費にも影響します。省エネで快適な環境が調う平屋にする為には、日当たりと風通しを確保することに配慮した吹き抜けやスキップフロアなど、間取りが求められます。その結果、建築費が嵩み、平屋の価格に影響を与えます。
参考資料 建築の結露と健康性
参考サイト 増加するアレルギー症状の子どもたち
平屋の価格に影響する住宅性能
吹き抜けやスキップフロアなどが建築費に影響する理由は、住宅性能のグレードです。吹き抜けやスキップフロアを採用した家では、一般的な間取りの家に比べて空間が拡がります。空間の拡がりは、リビングに開放的な雰囲気を創り出す良さがある一方、冷暖房の効率を低下させてしまうことがあるからです。
その為、吹き抜けやスキップフロアを採用する間取りにする場合には、断熱性と気密性を高くする必要があります。断熱性と気密性を高くするためには、よりグレードの高い建材が求められるため、建築費が嵩みます。また、2階建てに吹き抜けを造る場合には、建築費はそれほど増減しませんが、平屋に吹き抜けを造る場合には、建築費が嵩むケースが多いです。
コラム 注文住宅で押さえておくべき注意点
注文住宅で建てる平屋の価格の相場
平屋の価格は2階建ての住宅の価格と比較して、およそ1~2割程度割高であることが多いです。「階段がなくシンプルな造りだから平屋が2階建てより建築費は安いのでは?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。確かに平屋は、2階建てよりシンプルではあります。しかし、基礎と屋根は2階建ての約2倍の面積です。特に屋根は、2階建てより断熱性の高くしないと、夏の暑さを遮ることができないので、グレードの高い建材を使います。
もちろん、2階建てであっても平屋であっても、建材のグレードを高くする、トイレや洗面所を2か所に設ける、外観を凝ったデザインにするなどの要素で建築費は変わっていきます。その為、同じ床面積で、一般的な外観デザイン、同程度の室内環境が得られる建材を使った場合には、1~2割程度割高な価格になると考えられます。
平均的な戸建て住宅にかかる費用は、土地付き注文住宅は4,397万円、建物だけの場合は3,534万円というデータがあります。この中には平屋だけではなく、3階建て、2階建ても含まれますし、木造だけではなくRC造の住宅も含まれています。
ただ、戸建て住宅のうちの約87.8%が2階建て住宅で、木造住宅は住宅全体の58.9%を占めています。その為、木造の平屋住宅は、平均的な戸建て住宅にかかる費用より、1~2割程度割高な価格が一般的な相場と考えてよいのではないでしょうか?
参考資料 住宅金融支援機構 2020年度フラット35利用者調査
参考資料 総務省統計局 住宅の種類,建て方及び構造
コラム ローコスト注文住宅はなぜ1,000万円台で建てられるの?
ローコストで建てる2LDK~4LDKの平屋の建築実例
「土地付き注文住宅は4,397万円の1~2割割高?平屋はあきらめよう…」と決断する前に、ローコストで建てられる注文住宅の平屋の可能性を考えてみませんか?家族構成や家族の暮らしにあった家を建てたいというご家族にとっては、ローコストだからと言って間取りや外観、内装が決まっている規格住宅より、注文住宅で建てたいと思われるのではないでしょうか?それならば、ローコストで建てる注文住宅の平屋が最適な家づくりです。本体価格1,000~1,500万円の建築実例を見て行きましょう。
ローコストで建てる2LDKの平屋
両開き玄関ドア+広々土間スペースのログハウス風平屋
無垢材の爽やかさと温もりが溢れる内装の平屋です。
リビングの続き間への引き戸を開放しておくと、普段は広く使えます。来客時には引き戸を閉じて客間として使えます。
キッチンは家族のコミュニケーションが途切れず、子育て中には子どもの見守りがしやすい対面キッチンです。
玄関には広々と広々とした土間収納があり、自転車やベビーカーを置いたり、室内ではできない作業をしたりできます。
延べ床面積 | 72.87㎡(22坪) |
価格帯 | 本体価格 1,000~1,500万円(税抜) |
LDKの広さ | 14帖 |
nLDKタイプ | 2LDK |
仕様 | Woody |
ローコストで建てる3LDKの平屋
クロスが特徴的なリゾートテイスト住宅
寄棟と片流れ屋根とブラックの外壁がスタイリッシュな魅力を生み出している外観の平屋です。
白い壁に映える無垢材の梁が、ウォーターヒヤシンスやラタンの家具に調和して、アジアンリゾートのような雰囲気を創り出しています。
リビングからフラットに繋がるテラスではアウトドアリビングが楽しめます。キッチンからのスムーズな動線が、テラスでの休日のブランチやバーべーキューの支度をスムーズにします。
キッチンには玄関土間と繋がる勝手口があり、食料品の搬入が楽にできます。
延べ床面積 | 89.43㎡(27.05坪) |
価格帯 | 本体価格 1,000万円~1,499万円(税別) |
LDKの広さ | 20.5帖 |
nLDKタイプ | 平屋 3LDK |
ローコストで建てる4LDKの平屋
解放感のあるリビングとアイランドキッチン
シンプルなデザインの外観に木製玄関ドアと軒天がアクセントを添えています。本物の木製玄関ドアは高級な玄関ドアですが、木目調の玄関ドアのある家も建てられます。
広々としたリビングのあるこの平屋は長期優良住宅です。陽射しが溢れ室内に自然の風を採り込む南面の大きな掃き出し窓はウッドデッキにフラットに繋がっています。
キッチン上部のアイアンフレームの見せる収納とリビングのアクセントウォールが広いLDKを引き締め洗練された空間に仕上げています。
玄関には来客用動線と、家族用のウォークスルータイプのシューズクロークが備えられています。
延べ床面積 | 110.96㎡(33.5坪) |
価格帯 | 本体価格 1,000万円~1,499万円(税別) |
LDKの広さ | 25.5帖 |
nLDKタイプ | 平屋 4LDK |
仕様 | Open |
コラム 平屋をローコストで建てよう!1,000万円台で実現する家づくり
予算内で納得のいく家を建てたいとお考えでしたらエイ・ワンにご相談ください。
A-1グループは無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、低価格で暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。
低価格ではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応することも可能な性能の住宅です。
長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。
A-1グループは、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。
”全ては笑顔の為に”
これは、当社が常に心掛け、実践している家づくりのテーマです。
A-1グループでは、これまでに培ったノウハウと、数多く施主様の問題解決を行ってきた豊富な実績を基に、施主様の希望を叶える無垢材を使った家のプランを設計し、ご提案いたします。
ご提案の過程で、家族の夢や実現したいライフスタイルなどの、ご希望を存分にお聞かせください。
当社のスタッフが全力で、お客様の家づくりに寄り添います。