ローコスト住宅の平屋は間取りが制限される?

「平屋には憧れるけれど、現実的ではない」そう考える人は少なくありません。

  • 広い敷地がないと、日当たりや風通しが悪くなりそう…
  • 必要な部屋数が確保できないのでは?
  • 建築費が2階建てより高くなるらしい

本当にそうでしょうか?もしこのような問題がクリアできれば、平屋暮らしの良さを満喫できるのに、あきらめてしまうのは、もったいないことです。

都心部のように、背の高い建物が密集している地域以外に、家を建てることを検討しているなら、平屋での暮らしも、選択肢の一つとして考えてみませんか?

建築事例

平屋暮らしの良さ

平屋には、2階建て、3階建ての住宅にはない暮らしやすさがあります。その暮らしは、平屋を建てられる幸運な環境にある人だけが手に入れられる特権とも言えます。

ライフスタイルの変化を受け入れる家
丁寧に建築された木造住宅の耐用年数は、とても長いです。その期間には、家を建てたご夫婦に子供が生まれ、子育ての期間を経て、子供達が独立していくでしょう。独立後、結婚した子供夫婦と一緒に住むことになるかもしれません。

家を建てたご夫婦は、やがて引退し、高齢になって、伴侶を亡くす日もやってきます。やがては、子供たちの代になり、子供世帯に家が引き継がれ、子供世帯も人生の変化とともに、生きていきます。

平屋住宅は、このようなライフスタイルの変化を受け入れられる間取りを作りやすい家です。近年、せっかく家を建てても、一代限りで建て替えや住み替えをする家族が多い理由の一つは、ここにあります。

家族のライフスタイルは、人生の移り変わりに加えて、時代の流れにも影響されます。そして、その変化を柔軟に取り入れられない間取りの家は、暮らしにくい家になってしまいます。

家族のライフスタイルや、時代の変化に合わせてリフォームを計画しても、複雑な間取りの家では、リフォームやリノベーションに莫大な費用がかかってしまいます。その結果、それなら建て直した方が良いということになってしまうのです。

それはとても無駄なこと、もったいないことです。質の高い建材で、丁寧に作られた住宅は、100年以上の耐久性を持っているからです。ライフスタイルの変化を受け入れられる間取りを実現しやすい平屋は、家の耐久年数いっぱいまで、住み続けられる住宅です。

家事負担軽減+バリアフリー+子供部屋を無駄にしない家
平屋には階段がありません。ロフトを作った場合には、ロフトへの階段があるだけです。階段のない家には、たくさんのメリットがあります。そのうちの一つは、家事負担が大きく軽減されることです。

  • 洗濯物を2階ベランダに運ぶ
  • 掃除機を持って1階と2階を往復する

この2つの家事は,主婦の日課です。この2つの家事から、階段の上り下りがなくなるので、家事が楽になります。お掃除ロボットも、ワンフロアなので、一台で足ります。

また、階段のない家は、家の中の段差をなくしたり、手すりをつけたりすれば、手軽に、バリアフリーの家に変えられます。家族の中で、車椅子での生活を余儀なくされるような事態が起きた時にも、すぐに対応できます。

さらに、2階の部屋を無駄にする心配がありません。築年数の長い家に住み続けるうちには、「子供が独立後は、子供部屋を、自分の書斎にしようと計画していた。数年間は書斎として使えたが、次第に階段の上り下りが辛くなり、今となっては、2階は物置になっている」という状況になることもあります。

平屋なら、子供部屋を書斎にすることはもちろん、間取り次第で、子供部屋とリビングを繋げて、リビングを広くする、客間にするなどの変更ができます。

いつでも、いつまでも子供の見守りができる暮らし
子供が小さいうちは、家事をしている時でも、常に子供を見守らなくてはなりません。平屋では、家の中はもちろん、庭で遊ばせている時にも、目が行き届きます。

また、子供が成長すると、行動を把握しにくくなる時期を迎えます。平屋の暮らしでは、家族の誰かが出かけたり、帰宅したりした時には、いつでも声がかけられ、家族の自然な触れ合いが保たれます。子供がいくつになっても、自然な見守りができる暮らしが続きます。

自然が感じられる暮らし
平屋では、すべての居室の窓から、庭の木々や草花が見えます。テラスやウッドデッキを作れば、さらに室内と庭が自然に溶け合い、くつろぎの空間が生まれます。休日には、家族揃って、庭に面したテラスやウッドデッキで、だんらんの時間が過ごせます。そんな時、犬を飼っている家庭では、犬も一緒に、庭で遊ばせられます。

建築事例

平屋の建築にかかる費用

ローコスト住宅の平屋は、間取りが制限されるのでは…?という不安は、平屋は、建築費が嵩むと言われることが多いからです。2階建ての住宅と比較して、平屋の方が、建築費が嵩む理由は、基礎工事の面積です。

2階建ての住宅と同じだけの延べ床面積を確保する為には、1階だけで、1階と2階を合わせた面積をとらなくてはなりません。当然、土地代も嵩みますが、建築費に関しては、土台造りにかかる費用が嵩みます。

特に、総二階建ての家と同じ延べ床面積を得る為には、約2倍の材料費と手間がかかるわけです。土台を造る基礎工事は、住宅建築の中でも非常に需要な部分です。どんなに高級な建材を使った立派な家でも、土台がしっかりしていなければ、安全な家にはなりません。面積が倍になった分を、建材の質を落としたり、工事の手抜きをしたりして、建築費を抑えることはできません。

家の面積が大きくなる分、当然ながら屋根も大きくなるので、その分、材料費が嵩みます。ただし、2階建ての家の場合、下屋の多い家、屋根の形状が複雑で面の多い家は、建築費が嵩みます。したがって、一概に1階建ての方が、屋根にかかる建築費が嵩むという訳ではありません。もし、同じ形状の屋根であった場合には、建築費は、平屋の方が嵩みます。

では、自由な間取りで、ローコストな平屋はどうやったら実現するのでしょうか?

最も簡単な方法は、地域密着型の工務店の中から、平屋造りが得意な工務店を見つけ、施工を依頼することです。一般的な住宅は、2階建てが主流です。その為、平屋住宅の施工経験が少ない工務店も多いのです。平屋の建築には、平屋建築の為のノウハウが必要です。平屋をたくさん建てている工務店は、そのノウハウを熟知しているので、安心して任せられます。

ローコストを謳っている会社の中には、質を落とした建材や、住宅設備機器、法に触れない程度の最低限の耐震性、制限のある間取り、又は企画された間取りといった住宅を建てているケースもあります。また、提示された価格の中には、最低限の項目しか入っておらず、様々な項目に対して、オプション料金が発生し、結果的には、高額な家になってしまうこともあります。

質の良い建材、高い住宅性能、自由な間取りの平屋をローコストで建てる工務店との出会いが、間取りを制限されない平屋を実現します。では、どのようなコストカットの方法であれば、質の良い建材、高い住宅性能、自由な間取りの平屋がローコストで建つのでしょうか?

シンプルな家にする設計の工夫
複雑な形の家は、外壁の面が増えてしまいます。1階と2階の大きさの違う家は、屋根が増えてしまいます。このような家は、建築費が嵩みますが、1階と2階の大きさが同じ箱型の家は、建築費が抑えられます。

同じように、屋根も面が多いほど、建築費が嵩みます。特に平屋は、屋根にかかる費用が嵩むので、最も面の少ない片流れ屋根が、採用されます。

家の中の造り方の工夫
一般的な家の造りでは、天井には、断熱性を上げる為、屋根裏を隠す為に板を貼ります。しかし、屋根に十分な断熱性を持たせ、構造材の美しさを見せるために、敢えて板を貼りません。その結果、建築費が抑えられるとともに、空間が広く使えるようになります。ロフトとして活用することもできます。

間取りの工夫

  • 細かな収納スペースや玄関ホール、廊下など、無駄な空間を無くして、床面積を減らす
  • 間仕切壁を減らし、建具を節約する、水回りをまとめる

このような間取りの工夫で、建築費を抑えます。間仕切壁を減らしたシンプルな間取りは、ライフスタイルの変化に対応しやすい間取りでもあります。また、水回りをまとめると、家事負担の軽減や、メンテナンスのしやすさにもつながります。

以上のような工夫によるコストカットは、住宅の性能の低下や、暮らしにくさを引きおこさずに、ローコストの平屋を実現します。

建築事例

茨城県の平屋住宅の特徴と建築事例

建築費とは関係ありませんが、土地の価格も、家づくりに大きく影響します。その為、比較的低価格で、土地が購入できる市町村を探すのも選択肢の一つです。

茨城県は、東京への通勤圏内にある県の中で、最も低価格で土地が購入できる恵まれた県です。国内で4番目に広い可住地面積があります。平成25年に総務省統計局がおこなった住宅・土地統計調査では、住宅の平均敷地面積は、全国で一番広い424.79㎡という結果が出ています。

この広さは、全国平均の平均敷地面積の約1.6倍もあります。このような環境から、茨城県は、平屋住宅に適した地域だとも考えられます。

住みやすさという面から考えても、関東の住みよさランキングでは、守谷市は2位、つくば市は3位に選ばれています。守谷市は、都心に近く、子育て環境が調った緑豊かな地域、つくば市は、利便性の良さと、郊外の暮らしの良さを兼ね備えた文化レベルの高い地域です。

そんな茨城県に、エイ・ワンが建築した平屋をご覧ください。

アイランドキッチンのある4LDK平屋

約200坪という広々とした敷地に建つ、明るい陽ざしが溢れ、広がりのある空間を満喫できる平屋です。

鮮やかな芝生のグリーンに映えるシャープなラインを描いた片流れ屋根のフォルム

延べ床面積 98.54㎡ (29.8坪)
価格帯 1,500万円~1,999万円
仕様 平屋ロフト付き グレード:Original 内装:Natural

ロフト,玄関収納付き1LDK平屋

ご夫婦が、自然に囲まれた環境で、愛犬と一緒にのびのびと暮らす平屋です。

木の香りとぬくもりが満ちるログハウスのような室内空間

延べ床面積 67.90㎡ (20.5坪) + ロフト19.87㎡(5.7坪)
価格帯 本体価格 1,000万円~1,500万円
LDKの広さ 15.5帖
nLDKタイプ 1LDK+ロフト
仕様 平屋ロフト付き グレード:Original 内装:Woody

建築事例

茨城で平屋の暮らしをお考えならエイ・ワン(株)にご相談を

エイ・ワン(株)は無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、ローコストで暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。

ローコストではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応できる性能の住宅です。

長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。

エイ・ワン(株)は、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。

”全ては笑顔の為に”

これは、当社が常に心掛け、実践している家づくりです。

エイ・ワン(株)では、これまでに培ったノウハウと、数多く施主様の問題解決を行ってきた豊富な実績を基に、施主様の希望を叶える無垢材を使った家のプランを設計し、ご提案いたします。

ご提案の過程で、家族の夢や実現したいライフスタイルなどの、ご希望を存分にお聞かせください。
当社のスタッフが全力で、お客様の家づくりに寄り添います。

平屋

監修者情報

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)は、茨城県行方(なめがた)市で1981年より40年以上「設計・施工・監理一貫体制」で家づくりをしている工務店です。
一級建築士5名/二級建築士2名/宅地建物取引士3名/ファイナンシャルプランナー2名
が在籍しており、各分野の専門知識を持ったプロがマイホームを共に形にしていきます。

詳しいプロフィールはこちら
建築事例