木の家の外観・内装をおしゃれにする7つのコツ│ おしゃれな木の家の事例も紹介

木の家の外観・内装をおしゃれにする7つのコツ│ おしゃれな木の家の事例も紹介

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注文住宅を建築するなら、温かみが感じられる「木の家がいい」と思う人も多いでしょう。実際に木の家は手触り足触りがよく、見た目もよい優れた素材です。ただし、木を使用した家でおしゃれさも追求する場合は、設計の段階で気にしておくべき「コツ」があります。

そこで本記事では「おしゃれな外観・内装を持つ木の家を実現するための7つのコツ」を紹介します。実用性もおしゃれさも持つ木の家を手に入れたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

記事の後半では、木の家を選択することで起きやすい後悔や、茨城県で実際に建築されている建築事例も紹介するので、合わせて見てみてくださいね。

建築事例

木の家の外観・内装をおしゃれにする7つのコツ

早速、木の家の外観・内装をおしゃれにするためのコツを解説します。

最適な木の割合「木視率」に注意する

最適な木の割合「木視率」に注意する

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1つ目のコツは「木視率」に注意することです。

木視率とは、室内に立ったときに、見える範囲の中に木がどれだけあるのかを示したものです。たとえば、あなたの見える範囲に木の部分が30%、白いクロスが70%あると仮定すると、目視率は30%になります。

床・壁・天井と全体を木で覆うログハウスのような内装にすると、目視率は100%近くになりますが、人によっては「木の面積が多すぎて落ち着かない」といった意見も聞かれます。

あなたにとって、さらにあなたの家族にとって最適な木視率を探ってみましょう。

節はどの程度が心地良いか考える

節はどの程度が心地良いか考える

2つ目のコツは「節」の扱いです。

節とは、木を製材する際の枝の部分を指します。節がある方が素朴な雰囲気になり、節がない方がすっきりした印象を与えられます。人によっては「節が目に見えてくる」と敬遠されることもあります。

節の有無、節の出現率によって内装・外装の雰囲気は大きく変わるので、木視率と一緒に最適な量の節がどの程度か考えてみましょう。

木の色味にも注目してみる

木の色味にも注目してみる

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3つ目のコツは「木の色味」です。

ひとえに木と言っても、木の種類によって色合いは大きく変わります。マツ(パイン)材やスギ材の場合は黄色みがかった色合い、ヒノキの場合は白色に近くなります。さらにチーク材やウォールナット材になると、濃い深みのある茶色に近くなります。

当然色味の違いで外観・内装の持つ雰囲気はガラリと変わるので、どの色が好みか考えることも大切です。

見た目だけでなく肌触りも含めると満足度UP

見た目だけでなく肌触りも含めると満足度UP

4つ目のコツは「肌触り」です。木の家に住む場合は、肌触りにこだわると生活する上での満足度が向上します。

同じ木であっても、柔らかく温かみを感じる針葉樹系の樹種、ひんやりして硬さを感じる広葉樹系の樹種。どちらを選択するかで実際に触った・踏んだときの感触は大きく変わります

さら針葉樹系の中でも、マツ・スギ系は柔らかく、ヒノキは比較的硬い傾向を持ちます。
こうした木の種類による肌触りの違いを工事が始まる前の設計段階で認識していると、建築後に素材に対して愛着が湧き、満足度が高くなるでしょう。

木と相性のよい素材の利用も検討

木と相性のよい素材の利用も検討

▶行方市の二階建て|ナチュラルモダンな白壁の家

5つ目のコツは「木と相性の良い素材を選択する」ことです。

たとえば、漆喰や珪藻土といった素材は、木の無垢板と一緒の空間に使用すると相性がよく外観・内装の見た目が非常に優れたものになるでしょう。
ほかにも石やタイル、レンガなどの素朴な雰囲気を与えてくれる素材も、自然素材をふんだんに利用した家として雰囲気を高めてくれます。

家具の選定に力を入れる

家具の選定に力を入れる

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6つ目のコツは「家具の選定に力を入れる」こと。

天然木を用いて建物をおしゃれにしても、建物に合わないデザインや素材の家具を選んでしまえばおしゃれさは半減してしまいます。素材、形、寸法など、設置する予定の空間の雰囲気に合致する家具を選びましょう。

なお、建築後に家具を選ぼうとすると、家具が入らない、または入ってもオーバーサイズになるケースが散見されます。可能であれば、間取りを作る段階で家具を選定することをおすすめします

▶関連コラム:木の家をおしゃれに仕上げるテクニック15選|茨城で木を活かした家を建てる

趣味性のある設備の導入を検討する

趣味性のある設備の導入を検討する

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7つ目のコツは遊び心を取り入れるべく「趣味性のある設備の導入」を検討することです。

たとえば木の家に合う設備として代表的なのは、薪ストーブです。薪ストーブがあることで、リビングやダイニングの雰囲気は一変します。薪の爆ぜる音を聞きながら火を見つめる光景は木の家にぴったりです。

天然素材つながりで、い草の和室やヒノキのお風呂なども雰囲気にフィットするでしょう。

木の家のデメリット?後悔を避けるために考えるべきこと3点

ここまで、木の家をおしゃれ・実用性のあるものとして紹介してきましたが、実は木の家にはデメリットもあり、後悔を感じる瞬間もあります。
事前に把握しておくことで、後悔をせず満足できるようにしましょう。

木は傷が入りやすいこと、色が変わることを認識

 

木は傷が入りやすいこと、色が変わることを認識

1つ目は「木は傷がつきやすく、変色しやすい素材」であることです。

一般的な合板フローリングは、多少物を落としてもへこんだり傷ついたりすることはありません。一方で天然木の床は、木の種類にもよりますが、へこみ、傷は簡単についてしまいます。
また、元々淡黄色だったのに、日に当たるほどに飴色に変化していきます。

こうした経年変化は人によって受ける印象が異なります。傷や色の変化を味・深みと捉える人もいれば、汚れとして捉える人もいるでしょう。
どちらにしても、施工当初の状態を維持するのは難しく、段々と変化していくものという認識は持っておきましょう。

入荷する材料に左右されることがある

2つ目は「入荷する材料によって雰囲気が変わる」ことです。

木の家に使われる板材は、天然木であることから同じ木目の素材は存在しません。同じ山の木を使い、同じ加工方法で削り出しても、異なる木目になってしまいます。
完成現場見学会で「この家のこの床材がいい」とハウスメーカーに伝えても、色味や節の入り方が微妙に異なる可能性があることを認識しましょう。

施工に慣れた会社でないと不具合が出る

施工に慣れた会社でないと不具合が出る

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3つ目は「天然木を使い慣れた業者でないと不具合が出る」こと。

天然木は合板フローリングと比べて、気温や湿度により膨張・伸縮しやすい素材です。このため天然木を使い慣れた業者でなければ、通常のフローリングと同じように施工してしまい、過剰に隙間ができたり詰めたりしてしまいます。

こうした事態を避けるためには、天然木を使い慣れた業者に依頼するのが一番です。会社のホームページなどを見て、天然木を使用している事例の多いハウスメーカーに依頼すれば、精度の高い施工をしてもらえるでしょう。

おしゃれな木の家の施工事例

記事の最後に、おしゃれに施工された木の家の事例を紹介します。木視率や節の入り方から、どんな場所に木を使うとおしゃれに見えるのかを学びましょう。

外観にもふんだんに木を使ったログハウス

外観にもふんだんに木を使ったログハウス

▶鉾田市の二階建て|和室や薪ストーブのあるログハウス

最初に紹介する事例は、鉾田市に立つ薪ストーブのあるログハウスです。外壁の全面に渡り天然木を使用していて、ウッディーな外観が非常におしゃれです。
木は雨風に晒され続けると劣化の速度が早くなることから、しっかりと軒を出して水を遠ざけている点に注目しましょう。

外観にもふんだんに木を使ったログハウス

木の家らしさを感じるのは外観だけではありません。内装も、山の中にあるログハウスのように、柱・梁が露出していて、床・壁・天井と全て天然の木材で仕上げています。
節がある木材を使用していることから、素朴な雰囲気が演出されている点にも注目です。

すっきりとした雰囲気の木の家

すっきりとした雰囲気の木の家

▶小美玉市の平屋|ニュージーパインの木のぬくもりを感じる平屋

続いて紹介するのは、小美玉市に立つニュージーランド産のパイン材を利用した注文住宅です。先ほどの事例とはうってかわって、壁・天井は白色のクロスで仕上げて、非常にすっきりした印象を受けます。

さらにパイン材は節目の少ないものを選択しているので、LDK全体が軽やかな印象を醸しています。その中でも濃いめの色の構造材が現しになっている点がワンポイントになっていておしゃれです。

すっきりとした雰囲気の木の家

個室の色味の使い方にも注目です。床はLDKと同様に節の少ないパイン材を使用していますが、壁面や天井は一段明るさのトーンを落としています。個室や書斎など、落ち着いた空間づくりを目指したい場合の色使いの参考にしてみましょう。

まとめ│こだわりの木の家の実現を

木の家でおしゃれな外観・内装を実現するために、必要な事柄を解説しました。改めてまとめると以下のとおりです。

  • ①最適な木の割合「木視率」に注意する
  • ②節はどの程度が心地良いか考える
  • ③木の色味にも注目してみる
  • ④見た目だけでなく肌触りも含めると満足度UP
  • ⑤木と相性のよい素材の利用も検討
  • ⑥家具の選定に力を入れる
  • ⑦趣味性のある設備の導入を検討する

どの項目もたくさんの事例を見て、自分に合う「ちょうどいい塩梅」を探すことが大切です。また、難しいですが家族の嗜好とも歩調を合わせる必要があります。

まずは、家づくりを主体的に考えているあなたが心地よいと感じられる木の空間がどんなものか、事例を見ながら考えてみましょう。

▶木に包まれた家が沢山見られる「エイワンホーム」の施工事例集

 

「A-1home」では、お客様のご要望やご予算に合わせた家づくりをしております。廊下の少ないコンパクトな間取りも提案できますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。

建築事例

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「A-1home」は無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、総額低価格で暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。

総額低価格ではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応することも可能な性能の住宅です。

長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。

「A-1home」は、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。

”全ては笑顔の為に”

これは、当社が常に心掛け、実践している家づくりのテーマです。

「A-1home」では、これまでに培ったノウハウと、数多く施主様の問題解決を行ってきた豊富な実績を基に、施主様の希望を叶える無垢材を使った家のプランを設計し、ご提案いたします。

ご提案の過程で、家族の夢や実現したいライフスタイルなどの、ご希望を存分にお聞かせください。
当社のスタッフが全力で、お客様の家づくりに寄り添います。

 


A-1 home

 

 

監修者情報

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)は、茨城県行方(なめがた)市で1981年より40年以上「設計・施工・監理一貫体制」で家づくりをしている工務店です。
一級建築士5名/二級建築士2名/宅地建物取引士3名/ファイナンシャルプランナー2名
が在籍しており、各分野の専門知識を持ったプロがマイホームを共に形にしていきます。

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