注文住宅2000万ならどんな間取りの家が建つ？ 施工事例あり
注文住宅の建築費の平均な費用は3000万円以上と聞くと、2000万円前後で建てた場合、あきらめなくてはならない要素がたくさん出てくるのだろうか？と不安になることがありませんか？ 2000万円以下でも暮らしやすい家、全国での平均な費用をかけなくても上質な家は実現します。施工事例を見ながら間取りも見ていきましょう。
Contents
家づくりにかける費用の考え方
家づくりには高額な費用がかかるので、長期間に渡って住宅ローンを返済していくケースがほとんどです。その返済額に暮らしを圧迫されない為には、無理のない資金計画が必要です。
建築費の平均的な費用に関してはフラット35の利用者調査の数字を参考にできます。2021年にフラット35を利用して、新築した注文住宅の全国での平均的な所要資金は、3,572万円、土地付き注文住宅では全国平均 4,455万円となっています。
参考資料 2021年度 フラット35利用者調査
平均的な費用をかけなかった為に暮らしにくい家になってしまった、無理をして平均的な費用の家を建てた為にゆとりのない暮らしになってしまった…という結果は、どちらも幸せな日常にはならないでしょう。長年に渡って住宅ローンを払い続けていく気力を失ってしまうかもしれません。
家を建ててからの暮らしにゆとりを持たせつつ、理想の家を実現することは必ずできます。どのような家が建つのか、どんな間取りになるのか、施工事例を見ていきましょう。
■ 家づくりの資金計画を立てる際には、何を目安に計画を立て始めるべきなのか悩まれることもあるのではないでしょうか？そこで参考になる数字が一戸建ての建築費用の平均です。
この中には注文住宅以外の住宅も含まれますので、どのようにこの数字を受け取り、自分たち家族の資金計画に参考にするのかということについて考えていきましょう。
コラム 一戸建ての建築費用の平均は？平均以下で注文住宅は無理？
2000万円以下の平屋
平屋は建築費にどんなに高額な費用をかけても、敷地の広さと周辺に環境からの影響によって暮らしやすさに影響があります。日当たり、風通しが得られ、プライバシーを確保するためには、敷地が狭い場合には周辺の環境の良さ、周辺の環境が住宅の密集地ならば広い敷地が必要です。
平屋に適した周辺環境の土地が見つけられれば、建築費が嵩むと言われる平屋も本体価格2000万円以下で建てられます。
行方市の平屋｜こどもにやさしい無垢材内装の子育て住宅
ご両親とお子様2人が暮らす平屋です。子育て中にも妊娠中にも階段のない平屋は、階段での事故の心配がないので安心して暮らせる家です。この平屋は建築費が嵩むと言われる無垢材を天井、壁、床に使い、子育てのしやすい環境が調えられています。
無垢材が子育てに向いている理由には、空気中に有害な化学物質が揮発されない、柔らかさがあるので子どもが転んだり壁にぶつかったりしても深刻な事故になりにくい、木の持つ調湿性によって湿度が適切に調えられ、乾燥しすぎたりジメジメしてカビが生えたりしないといったことが挙げられます。
また、大人にとっても湿度が調えられていることによって、体感温度もちょうど良く調えられます。湿度が高すぎると実際の室温より蒸し暑く感じたり、乾燥しすぎているとより寒く感じたりしますが、そのようなことがなく、エアコンの作り出す温度と体感温度の差が抑えられます。
リビングの続き間は和室です。普段は引き戸を開放してリビングの延長として使います。キッチンでの作業中にも子どもの見守りができます。来客があった時や、おじいちゃんおばあちゃんが泊まりに来た時には、引き戸を閉じて客間としても寝室としても使えます。
近年人気のあるリビング中心の間取りでは、リビングを広くとる為に客間を省くことが多いのですが、このような間取りにしておけば普段も使えるので無駄がありません。
リビングを広くとったために客間を省いたせいで、リビングにお客様をお通しするとキッチンへの視線が気になるという悩みが生まれません。また、子どものおもちゃを使う遊びは和室でさせるというようにしておくと、リビングがすっきりするので、リビングでのお客様のおもてなしもしやすくなります。
ペニンシュラキッチンはオープンタイプのⅠ型キッチンより奥行きがある為、調理がしやすく、前面のカウンターをテーブルとして使うこともできます。ただ、奥行きがある分キッチンの面積に余裕がないと採用できないキッチンでもあります。
この平屋ではまだ子どもが幼いので、キッチンカウンターより背の低いダイニングテーブルを食事以外の時にも使っています。ただ、やがて子どもが就学したらこのカウンターで宿題をしたり、学校であったことをキッチンで作業をしているお母さんと話したり…という使い方もできます。
14畳の広々とした子供部屋です。子どもが幼いうちは一部屋として使い、子供の成長した際には分割できるよう、ドアと窓の配置に配慮してあります。
片流れ屋根の傾斜を活かした勾配天井なので高い位置にも窓があり、日当たりと風通しの良い子ども部屋です。子どもが成長しロフト階段での昇り降りに不安がなくなったころには、ロフトも設けられます。
ロフトは秘密基地のような遊び場にもなり、その頃には勉強道具やスポーツ用品など、子どもの持ち物も増えているので、収納としても使えます。
| 延べ床面積 | 79.49㎡(24.0坪) |
| 価格帯 | 本体価格 1,000万円～1,499万円(税別) |
| LDKの広さ | 16帖 |
| nLDKタイプ | 平屋 2LDK～3LDK+ロフト |
| 仕様 | Woody |
本体価格2000万円以下のZEH
水戸市の二階建て｜ヒバ無垢材の香り満ちるZEH仕様の二階建て
近年は省エネ住宅への意識が高まっている為、注文住宅を建てるならZEHにしたいと希望される人は少なくありません。ただ、ZEHにする為には地域別の外皮の性能の基準を満たし、家庭で創るエネルギーと家庭で消費するエネルギーをプラスマイナス0にしなくてはならないので、一般的な住宅よりも費用が嵩みます。
参考資料 ZEHの定義（改定版） ＜戸建住宅 – 資源エネルギー庁
その為、平均的な建築費用よりもさらに高額な資金が必要だと考えている人は多いと思います。ただし、建て方の工夫によっては本体価格2000万円以下でZEH仕様の住宅を建てることができます。
無垢材のフローリングと表し梁が映える白い壁の清潔感ある内装のLDKです。キッチンがL字型に配置されているのでリビングでお客様をお迎えしても視線が気になりません。
キッチンの奥にはパントリーがあるので調理器具や食料品などをすべて収納でき、ダイニングもキッチンがすっきりします。パントリーへは勝手口からも出入りできるので、食料品の搬入時にもゴミ出し時にも玄関を通らずに出入りができます。
ゆったりした玄関のシューズクロークです。靴や趣味の道具、スポーツ用品などが収納できます。ちょっとした作業ができる台も造作されています。シューズクロークは換気が悪いと、カビが生えたり嫌な臭いが発生したりすることがありますが、この住宅では風を採り入れやすい縦すべり出し窓が設けられています。
縦すべり出し窓は、ウィンドキャッチ窓とも呼ばれる窓で、対面の窓がなくてもガラス面に当たった風を室内に採り込む働きをします。また、窓からの明るさがあるので、昼間は照明を点けなくてもシューズクローク内での作業ができます。
広々としたバルコニーでは洗濯物を干したりするだけではなく、週末や休日には家族揃ってアウトドアリビングを楽しめます。
| 延べ床面積 | 124.20㎡(37.57坪) |
| 価格帯 | 本体価格 1,500～2,000万円（税抜） |
| LDKの広さ | 24.7帖 |
| nLDKタイプ | 3LDKS+ロフト+WIC |
| 仕様 | その他 |
■ 注文住宅での新築を検討する際には、外観デザインや間取りだけではなく住宅の性能も自由に選べます。光熱費を抑えて快適な室温を維持できる家にしたいという希望を叶える方法の一つにZEHがあります。それと、条件を満たせば補助金を申請できることです。デメリットも含めてZEHについて確認していきましょう。
参考サイト 経済産業省 資源エネルギー庁 家庭向け省エネ関連情報 ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）
■ 家づくり計画を立てる際、二階建てを前提で始めるご家族は少なくありません。土地の価格が高額な日本において、平屋を建てられるだけの土地を確保することが難しいからです。ただ、平屋住宅は二階建て住宅にはない魅力をたくさん備えています。平屋と二階建て住宅のメリットを比較検討して、家族にとって理想の暮らしができる建て方を見つけましょう。
コラム 平屋のメリットは二階建ての家に比較するとどんな部分？
2000万円以下で理想の家を建てるポイント
もっと大きなポイントは施工先の選び方です。住宅の建て方には、規格住宅と注文住宅があります。規格住宅は主にハウスメーカーと、ハウスメーカーと連携している工務店、注文住宅は工務店が施工します。
ハウスメーカーには、高級志向のハウスメーカーとローコストを売りにしているハウスメーカーがあります。高級志向のハウスメーカーの建築費は、平均的な費用より高額です。ローコストのハウスメーカーでは2000万円以下の建築費が多いです。ただ、ローコストのハウスメーカーの場合には標準仕様が決まっていて、オプションをつけていくと、高額になっていくというケースもあります。
工務店の場合は注文住宅なので、規格住宅のようにあらかじめ建築費は提示されていません。住宅性能、間取り、デザインなどによっては高額にもなり、または費用を抑えることもできるからです。
ただ、コマーシャルや常設モデルハウスがない分、宣伝広告費が抑えられています。その為、もし全く同じ性能の家を建てた場合には、ハウスメーカーより低い建築費で家を建てられます。もちろん、工務店にも様々な工務店があります。間取りの工夫、建材の仕入れ方などによってコストを抑えている工務店では、ローコストで良質な住宅を建築しています。
そして大切なことは建築費を平均より抑えられるということだけではありません。家族の好みに合う家を建てている工務店であること、次に限られた予算の中でいかに理想の家にする為の提案ができるということです。
ハウスメーカーと違い工務店を見つけることは容易くありません。家を建てようと考えている地域で見学会などがあれば、積極的に参加して、理想の家を実現する工務店を見つけることがローコストで理想の家を実現させます。
■ 家族の為の家を建てるなら注文住宅で建てようと考えている人が多い一方、注文住宅には完成した家を事前に確認できない、予算を大幅にオーバーしてしまうことがある、決めることが多すぎて手に負えない…などの難しさもあります。その結果、建売にすればよかったと後悔するケースでは、具体的にどのようなことが考えられるのでしょうか？
コラム 建売にすればよかったと後悔する注文住宅があるのは本当？
予算内で納得のいく家を建てたいとお考えでしたらエイ・ワンにご相談ください。
行方市の平屋｜無垢材とスタイリッシュなコーディネイトが光る平屋
A-1グループ（A-1home）は無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、低価格で暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。
低価格ではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応することも可能な性能の住宅です。
長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。
A-1グループ（A-1home）は、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。
”全ては笑顔の為に”
これは、当社が常に心掛け、実践している家づくりのテーマです。
A-1グループ（A-1home）では、これまでに培ったノウハウと、数多く施主様の問題解決を行ってきた豊富な実績を基に、施主様の希望を叶える無垢材を使った家のプランを設計し、ご提案いたします。
ご提案の過程で、家族の夢や実現したいライフスタイルなどの、ご希望を存分にお聞かせください。
当社のスタッフが全力で、お客様の家づくりに寄り添います。
監修者情報
エイ・ワン株式会社(A-1 home)
エイ・ワン株式会社(A-1 home)は、茨城県行方(なめがた)市で1981年より40年以上「設計・施工・監理一貫体制」で家づくりをしている工務店です。
一級建築士5名／二級建築士2名／宅地建物取引士3名／ファイナンシャルプランナー2名
が在籍しており、各分野の専門知識を持ったプロがマイホームを共に形にしていきます。
