キッチンダイニングが横並びの間取り｜6つのメリットと注意点、実例を紹介
LDKのレイアウトには、一直線やL字型などのさまざまな種類があります。中でも人気なのが、キッチンとダイニングが横並びになった間取りです。キッチン横にダイニングテーブルを配置することで、家事が楽になったり家族とコミュニケーションが取りやすくなったりします。
では、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。今回は、キッチンとダイニングが横並びの間取りのメリットを解説し、採用する際の注意点や実例を紹介します。
Contents
「キッチン・ダイニングが横並びの間取り」6つのメリット
キッチンとダイニングが横並びの間取りには、6つのメリットがあります。
メリット① 料理の配膳・下膳が楽
キッチンとダイニングが隣り合わせになるため、料理の配膳・下膳が楽になります。数歩だけ横に移動すればお皿を運ぶことができるため効率的です。キッチンの正面にダイニングテーブルがある場合、キッチンをグルっと周って料理を運ばなければいけませんからね。キッチンとダイニングが横並びの間取りは、家事を時短したい方にぴったりです。
メリット② 食材などを一時的にダイニングに置いておける
キッチンの調理場が食材などでいっぱいになっているときに、ダイニングへ一時的に置くことができます。つけ置きしている食材なども、ダイニングに置いておけば邪魔になりません。動線が短いため再度必要な場合もすぐに取ることができます。
また、買い出した食材の一時置きの場としても便利です。床に食材を置いて冷蔵庫にしまおうとする場合、上下運動があって身体に負担がかかりますからね。ダイニングテーブルに置けば、食材がしまいやすいです。
メリット③ ダイニングにいる家族とコミュニケーションが取りやすい
ダイニングとキッチンの距離が近いため、家族とコミュニケーションが取りやすくなります。ダイニングテーブルで子供が勉強をしているときも、様子を確認しやすいです。キッチン前にダイニングテーブルがある場合、子供の手元が見えにくいこともありますからね。横並びなら、勉強を教えるときもスムーズです。子供と一緒に料理をするときも、ダイニングテーブルを作業台代わりにしてもらうこともできます。
メリット④ 食事中に冷蔵庫へ調味料や飲み物を取りに行きやすい
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ダイニングとキッチンが近い横並びのレイアウトなら、必然的にダイニングと冷蔵庫の距離も近くなります。一般的に、キッチンと冷蔵庫は近づけて配置しますからね。ダイニングと冷蔵庫の動線が短ければ、食事中に必要になった調味料や飲み物を取りに行きやすいです。暮らしの中の小さなストレスの解消につながるでしょう。
メリット⑤ キッチン前のスペースを有効活用できる
ダイニングとキッチンが横並びの間取りの場合、キッチン前のスペースをさまざまな方法で有効活用できます。
- ・キッチン前をリビングにしてコミュニケーションが取りやすい間取りに
- ・キッチン前にカウンターを付けて子供のスタディスペースに
- ・キッチン前に収納を採用してリビング収納にする
キッチン前の空間は、キッチンから様子を確認しやすいため、家族が集まる空間として適しています。また、自分のお気に入りのインテリアなどが見えるようにして、料理や皿洗い中の気分を上げる工夫をしても良いですね。自分に合った使い方で、キッチン前のスペースを充実させましょう。
メリット⑥ キッチンの目の前に窓を付けられる
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キッチンとダイニングが横並びのレイアウトなら、キッチンのすぐ前に大きな窓をつけることが可能です。たくさんの日差しが入る明るいキッチンを作ることができるでしょう。キッチン前の窓と庭をつなげれば、料理中でも外で遊ぶ子供の様子をチェックできます。
ちなみに、キッチン前にダイニングがある場合も窓をつけることは可能です。しかし、テーブルを置くスペースを確保しなければならないため、窓とキッチンの距離が離れてしまってキッチンまで日差しが届かないケースも多いです。昼間は電気をつけずに明るいキッチンで料理をしたいなら、横並びのダイニングキッチンを採用し、目の前に大きな窓を付けましょう。
キッチンとダイニングが横並びの間取りを採用するときの注意点
キッチンとダイニングが横並びの間取りは、デメリットもあります。注意点を理解して、しっかり対策を行うことが大切です。
注意点① キッチンへの動線が長くなる可能性がある
キッチンとダイニングをぴったりと近づける場合、動線が悪くなるケースがあります。なぜなら、ダイニングをグルっと周ってキッチンまで行かなければならないからです。大きなテーブルを置くほど動線が長くなってしまいます。キッチン前にリビングをレアウトした場合、リビングからキッチンへの動線が不便に感じるでしょう。
【対策】
対策は、キッチンとダイニングの間に通路を作ることです。
ダイニングをグルっと周らずにキッチンへ行けるため、動線がスムーズにつながります。通路分を確保しただけなので、キッチンダイニングが遠くなって不便に感じることもないでしょう。
ダイニングテーブルをキッチンに横付けしたいなら、反対側の壁とキッチンの間に通路を作る方法もあります。
キッチンの左側に新たに通路を作ることで動線が良くなります。アイランドキッチンとダイニングテーブルが一体になったような間取りです。キッチンダイニングを中心とした回遊動線が完成します。
注意点は、紹介したどちらの対策も建物の床面積を増やさなければいけない点です。通路を作った分だけ空間を広げなければいけません。家全体の広さのバランスを見ながら、どのような間取りがベストなのか考えましょう。
注意点② ダイニングにシンクの水が跳ねることがある
キッチンにダイニングテーブルを横付けすると、シンクの水がダイニングテーブルまで跳ねることがあります。特に、天板がフラットなキッチンは水跳ねを遮る壁が無いため、勢いよく水が跳ねると周りに飛び散りやすいため注意が必要です。
【対策】
ダイニングへの水ハネが気になるなら、キッチン周りに壁があるタイプを選びましょう。上の画像のような、キッチンの手元が隠れるタイプのキッチンなら、すぐ横にダイニングテーブルがあっても水跳ねを防ぐことができます。腰壁なら目線を遮ることがないため、圧迫感も気になりません。
注意点③ 小さなお子様でもダイニングに座っているとキッチンに手が届く
キッチンにダイニングテーブルが横付けされている場合は、子供の安全性にも配慮が必要です。なぜなら、小さなお子様でもダイニングチェアの上にいると、キッチンに手が届いてしまうことがあるからです。手が届く場所に調理器具や料理を置いていた場合、子供が触ってケガをする恐れがあります。子供が小さな頃は、キッチンとダイニングテーブルの距離を少し離しておくなどの工夫を行いましょう。
横並びのダイニング・キッチンの間取り実例
横並びのダイニング・キッチンを採用した家の実例を紹介します。
実例① キッチン横に丸テーブルをレイアウト
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キッチン横に丸テーブルを置いた事例です。丸テーブルは四角いテーブルよりも省スペースで配置することができるため、コンパクトな空間でも採用しやすいメリットがあります。アイランドキッチンを採用し、両方向からアクセスできる動線を作りました。キッチン前には収納を取り入れたため、細々したものをスッキリ整理整頓できます。高めのスツールを置いて、バーカウンターのように使えるようにした点もポイントです。
実例② 一体型ダイニングキッチンがおしゃれな家
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キッチンとダイニングテーブルを一体化させたこだわりの空間です。見た目のスタイリッシュさが魅力的ですよね。キッチン前までカウンターをつなげたため、キッチンを囲むように座ることができます。おしゃれな横並びのキッチンダイニングにしたいなら、テーブルが一体化させたデザインをおすすめします。
実例③ キッチン前に大きな窓がある明るいキッチン
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キッチン前に大きな掃き出し窓を採用した事例です。キッチン横にダイニングを置くことができるため、窓とキッチンの距離を近づけることができます。料理をしながら庭を眺められるため、開放的な気分で家事を楽しむことができます。吹き抜けを採用して、上からの日差しも取り込めるようにした点もポイントです。
横並びのキッチンダイニングを採用して暮らしの質を高めよう
横並びのキッチンダイニングを採用することで、家事楽や家族とのコミュニケーションが取りやすい間取りを作ることができます。他にも、明るいキッチンにできる点や周辺の空間を有効利用できるなど多くの魅力があります。ただし、間取りによっては動線が悪くなるなどのデメリットもあるため、具体的な生活イメージをしながらレイアウトを考えてくださいね。自分に合ったキッチン・ダイニングのレイアウトを採用し、暮らしの質が高まるようなマイホームを建てましょう。
「A-1home」ではお客様のご要望やご予算に合わせた間取りづくりをしています。さまざまなLDKのレイアウトがご提案可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
予算内で納得のいく家を建てたいとお考えの方は「A-1home」にご相談ください
「A-1home」は無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、総額低価格で暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。
総額低価格ではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応することも可能な性能の住宅です。
長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。
「A-1home」は、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。
”全ては笑顔の為に”
これは、当社が常に心掛け、実践している家づくりのテーマです。
「A-1home」では、これまでに培ったノウハウと、数多く施主様の問題解決を行ってきた豊富な実績を基に、施主様の希望を叶える無垢材を使った家のプランを設計し、ご提案いたします。
ご提案の過程で、家族の夢や実現したいライフスタイルなどの、ご希望を存分にお聞かせください。
当社のスタッフが全力で、お客様の家づくりに寄り添います。
監修者情報
エイ・ワン株式会社(A-1 home)
エイ・ワン株式会社(A-1 home)は、茨城県行方(なめがた)市で1981年より40年以上「設計・施工・監理一貫体制」で家づくりをしている工務店です。
一級建築士5名／二級建築士2名／宅地建物取引士3名／ファイナンシャルプランナー2名
が在籍しており、各分野の専門知識を持ったプロがマイホームを共に形にしていきます。
