平屋の注文住宅4人家族の家を2000万円以下で建てられる?

平屋の注文住宅4人家族の家を2000万円以下で建てられる?

 

家族のコミュニケーションがとりやすく、家事が楽になる平屋の暮らしに憧れる人が増えてきています。ただ、平屋は2階建て住宅より費用がかかる、ローコストで安っぽい家にはしたくないなどの理由から平屋をあきらめる家族も少なくありません。

4人家族で暮らせる1LDK以上の間取りの平屋は2000万円以下の建築費で建てられるのでしょうか?

平屋の家づくり費用が高くなりやすい理由…土地の選び方

食事スペース|無垢材とスタイリッシュなコーディネイトが光る行方市の平屋

行方市の平屋|無垢材とスタイリッシュなコーディネイトが光る平屋

土地の条件が難しいということが最も大きな理由です。その他には建築費が嵩むということも挙げられますが、平屋を建てる為には敷地面積と敷地周辺の環境に関して、2階建てより土地選び条件が難しくなる傾向にあります。

敷地面積

平屋は家族で暮らせるだけの居住面積を得る為には、2階建てと比較すると、より広い敷地が必要です。国土交通省が示している誘導居住面積水準では、2人以上の世帯25㎡×世帯人数+25㎡とされています。

誘導居住面積水準とは、世帯人数に応じて、豊かな住生活の実現の前提として多様なライフスタイルに対応するために必要と考えられる住宅の面積に関する水準です。

引用 参考資料 誘導居住面積水準(住生活基本計画(平成23年3月15日閣議決定)より抜粋)

つまり、家族全員に対して居心地の良い空間がある家、家族の愛情を育む空間と共に家族それぞれがプライバシーを守れる空間がある家に必要な面積ということです。

具体的には、広々としたリビング、寝室や子ども部屋、健康と清潔を維持でき、使いやすい洗面所や浴室、トイレ、家の中を常にすっきりさせられる家族の人数に応じた収納を備えた家を実現する為の面積です。

もし、一人暮らしなら55㎡(16.6坪)ですが、4人家族であれば、125㎡(37.8坪)必要です。土地の建ぺい率にもよりますが、例えば50%の建ぺい率の土地だった場合、250㎡(75.6坪)の敷地面積が必要です。建ぺい率とは、家を建てる敷地の何パーセントまで家を建てる面積に充てられるのかを示す数字です。

もし、敷地いっぱいに住宅を建ててしまえば、近隣の家の日当たりや風通しを妨げる、家事や地震災害の際に避難通路が確保できないというような事態になってしまいます。その為、都市計画法に基づいて、自治体ごとに建ぺい率が定められているのです。茨城県での一般的な建ぺい率は60%なので、125㎡(37.8坪)の家を建てる為には、およそ210㎡(63.5坪)の土地が必要です。

参考サイト 茨城県都市計画データ

敷地周辺の環境

リゾートテイストな平屋の外観

行方市の平屋|クロスが特徴的なリゾートテイスト住宅

敷地周辺に緑が多く開けているという環境であれば、建ぺい率を満たす敷地に問題なく平屋が建てられます。一方、建ぺい率と容積率が高い地域、住宅が密集している地域、ビルやマンションがある地域の場合、隣家との距離を広くとる為、建ぺい率を満たすというだけではなく、より広い敷地が必要です。

また、現在は開けている土地であっても、3階建て以上の住宅が増える可能性のある土地であっても、広い土地が必要です。周辺に住宅が増えてしまった場合、日当たりと風通しが悪い、隣家からの視線が気になるというような環境になる恐れがあるからです。2階建ての家用の土地を購入する場合にも必要なことですが、平屋の場合は特に、用途地域の種類や、将来の周辺環境の変化を十分に確認しておくことが大切です。

その他の周辺の環境をチェックするポイントは、隣家や通りとの位置関係が日当たりと風通しを遮られず、プライバシーが確保できるようになっているかということです。2階建ての場合、吹き抜けを設けるなどの方法で、2階からの陽射しを1階の日当たりが望めないスペースに届け、立体的な風の通り道を生むことができます。

平屋の場合にもいろいろな間取りの方法はありますが、2階建てに比べるとより周辺の環境に影響を受けるので、十分に周辺環境を調べることがいつまでも暮らしやすい平屋にする為に必要です。

注文住宅の家づくりでは、建築計画と同時に、土地探しもしなくてはなりません。利便性、地域性、土地そのものが持つ条件が理想に叶っていて、なおかつ予算内の価格で購入できる土地を選ぶことが、新しい家での暮らしやすさに繋がります。
コラム 土地選びで確認すべきポイント
建築事例

平屋を建てやすい茨城県の土地

こどもにやさしい無垢材内装の子育て住宅

行方市の平屋|こどもにやさしい無垢材内装の子育て住宅

4人家族が暮らす為の居住面積を得られるだけの広さがある、敷地周辺の環境が平屋に向いているという土地を購入する場合、土地を購入する地域によっては、億単位の土地の購入費がかかってしまいます。また、建ぺい率ギリギリで購入した土地の敷地周辺の環境が平屋に向かない場合、特殊な設計や間取りにすることによって建築費が嵩むことも考えられます。

住宅金融支援機構が行った2020年フラット35利用者調査を見てみると、家づくりの予算のうち、土地の購入費に充てる金額の全国平均は35%です。ただ、地域によって土地の価格が異なる為、首都圏では55%、近畿圏、東海圏以外の地域では25%と開きがあります。つまり、家づくり予算の中で土地の価格が高くなればなるほど、平屋は建築費とのバランスに大きな影響を受けてしまうのです。

参考サイト 住宅金融支援機構 2020年フラット35利用者調査

全国平均の土地の価格を都道府県別にみてみると、東京都が最も高額で坪単価平均は373万3442円です。首都圏の中の県では神奈川県86万1739円、埼玉県53万7775円、千葉県43万4113円、茨城県13万9764円となっています。

参考サイト 都道府県の公示地価ランキング

もちろん都内や県内の中でも地域による土地の価格の差があるので一概には言えませんが、茨城県はかなり平屋を建てる地域として有利であると考えられます。詳しく調べたい場合には、国土交通省地価公示・都道府県地価調査で地域別に確認できます。

参考サイト 国土交通省地価公示・都道府県地価調査

家づくり予算のうち、35%以内で家族な必要な居住面積を満たせる広さで、暮らしやすい平屋を建てられる周辺環境の土地を見つけられたら、平屋の家づくりは成功への第一歩を踏み出したことになります。そして茨城県にはその可能性が非常に高いという強みがあります。

家づくり計画を立てる際、二階建てを前提で始めるご家族は少なくありません。土地の価格が高額な日本において、平屋を建てられるだけの土地を確保することが難しいからです。ただ、平屋住宅は二階建て住宅にはない魅力をたくさん備えています。
コラム 平屋のメリットは二階建ての家に比較するとどんな部分?

平屋の家づくり費用が高くなりやすい理由…建築費が嵩む

つくばみらい市の平屋|無垢材を使ったカリフォルニア風サーファーズハウス

つくばみらい市の平屋|無垢材を使ったカリフォルニア風サーファーズハウス

平屋の家づくり費用が2階建て住宅より高額になりやすい理由には、建築費が嵩むということも挙げられます。その理由は基礎と屋根が2階建ての2倍必要になるからです。階段がない分、平屋の方が建築費を抑えられるのでは?という考えもありますが、基礎や屋根は、それよりもさらに費用がかかります。

また、平屋の家に使う建材は、2階建ての家に建てる建材より割高になるというケースもあります。平屋の人気が高くなっているとは言っても、一般的には2階建ての家の方がずっと多く建てられています。その為、2階建て住宅しか建てていない、平屋を建てるケースは稀という工務店もあります。そのような工務店では平屋用の建材は大量に仕入れない為、2階建ての家用の建材費より高額になってしまうことがあります。

一方、近年の平屋人気でローコストの平屋も増えています。ただ、そのような平屋の中には、間取りの自由度がない規格住宅、選択肢の少ない外観や内装の色や質感、住宅性能を高くしようとするとオプション価格が嵩み一般的な注文住宅より結果的に高額になるというような住宅もあります。

家づくりにかかる費用は一生の問題なので、低額であるに越したことはありません。一方、家は長く住む所であり、家族にとって唯一無二の安心できる場所であり、家族の愛情を育む大切な場所です。暮らしやすい家でなければ、家族の理想の家にはならないのではないでしょうか?
費用面からだけではなく、暮らしやすさという観点からも、家族が豊かに快適に暮らせる家の条件について考えてみることが大切です。
コラム ローコストの平屋に家族4人で住むなら建築費500万では無理
建築事例

平屋でも建築費を嵩ませない!エイ・ワンが2000万円以内で建築した平屋の施工事例

エイ・ワンは1984年の設立以来、無垢材でログハウスや低価格な住宅を建ててきた会社です。非常に多くの平屋を建ててきた平屋の得意な会社です。4人以上の家族がゆったりと暮らせる平屋を2000万円以内で建築できます。

行方市の平屋|解放感のあるリビングとアイランドキッチン

勾配天井に映える梁やアクセントウォール、フローリングなど無垢材の美しさが活きる25.5帖のLDK

勾配天井に映える梁やアクセントウォール、フローリングなど無垢材の美しさが活きる25.5帖のLDK

無垢材の軒天と玄関ドアがアクセントになっているモダンな外観

無垢材の軒天と玄関ドアがアクセントになっているモダンな外観

25.5帖のLDKがある平屋の間取り

こんなに素敵な平屋が本当に2000万円以内で建てられるの?と驚かれると思います。ぜひ動画をご覧ください。

延べ床面積 110.96㎡(33.5坪)
価格帯 本体価格 1,000~1,499万円(税別) 2019年竣工
LDKの広さ 25.5帖
nLDKタイプ 平屋 4LDK
仕様 Open

 

土浦市の平屋|防音室のある暮らしやすい家

約25帖のLDKにはダウンフロアが設けられています。

約25帖のLDKにはダウンフロアが設けられています。

アウトドアリビングが楽しめるサンルームとウッドデッキ

アウトドアリビングが楽しめるサンルームとウッドデッキ

音楽好きな家族の為に設けられた防音室

音楽好きな家族の為に設けられた防音室 防音室は建築費を嵩ませる要因の一つですが、防音室を設けても2000万円以内に収まっています。

広いLDK、アウトドアリビングのスペース、防音室の他に効率的な収納も備わっている家です。

延べ床面積 111.87㎡(33.84坪)
価格帯 本体価格 1,500万円~2,000万円(税別)
LDKの広さ 25帖
nLDKタイプ 平屋 4LDK

 

平屋の良さを体感していただけます。暑い日が続きますが、オープンハウスにぜひお出かけください。

 

建築事例

予算内で納得のいく家を建てたいとお考えでしたらエイ・ワンにご相談ください。

ウッドデッキ|無垢材とスタイリッシュなコーディネイトが光る行方市の平屋

A-1グループ(A-1home)は無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、低価格で暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。

低価格ではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応することも可能な性能の住宅です。

長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。

A-1グループ(A-1home)は、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。

”全ては笑顔の為に”

これは、当社が常に心掛け、実践している家づくりのテーマです。

A-1グループ(A-1home)では、これまでに培ったノウハウと、数多く施主様の問題解決を行ってきた豊富な実績を基に、施主様の希望を叶える無垢材を使った家のプランを設計し、ご提案いたします。

ご提案の過程で、家族の夢や実現したいライフスタイルなどの、ご希望を存分にお聞かせください。
当社のスタッフが全力で、お客様の家づくりに寄り添います。


A-1 home

 

監修者情報

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)は、茨城県行方(なめがた)市で1981年より40年以上「設計・施工・監理一貫体制」で家づくりをしている工務店です。
一級建築士5名/二級建築士2名/宅地建物取引士3名/ファイナンシャルプランナー2名
が在籍しており、各分野の専門知識を持ったプロがマイホームを共に形にしていきます。

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