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スマートハウスとは?ZEHや省エネ住宅とはどう違うの?

スマートハウスとは?ZHEや省エネ住宅とはどう違うの?

新築住宅のプラン作成の際には、間取りやデザインと並行して室内環境についても考えなくてはなりません。少ないエネルギーで快適な環境の中で暮らせる家を実現するためには、高い省エネ効果を出せる住宅性能が必要です。

経済産業省ではスマートハウスの概念を、本来住宅があるべき概念や、これからの住宅が有するべき概念を含ませたものとしています。

スマートハウスとは

石岡市の二階建て|性能とデザインを追い求めたZEH仕様のクールな二階建て

世界的にエネルギーの消費量が増え続け、やがて枯渇し不足していくという懸念がある現代社会において、エネルギーを節約することは重大な課題です。特に日本においては、東日本大震災をきっかけに多くの原子力発電所が停止されています。その結果、現状は一時エネルギー自給率の低下が深刻な問題です。

企業では以前から省エネへの取り組みが進んでいますが、一般的な家庭ではそれほど省エネ化は進んでいません。家庭での電力の節約をする為には、電力を節約できる住宅の住まうことが効果的であるとして、数年前から国は省エネ住宅を増やすことを目的とした数々の施策を打ち出しています。その中で経済産業省は、スマートハウス関連施策について次のように概要を解説しています。

スマートハウスに対しては従来、「スマート=IT」が一般論であり、3.11以降は特に「スマート=節電(新エネ)」という意識が強くなっていますが、「スマート」に、「快適」、「健康」、「断熱」、「クール・ジャパン」、「リフォームやリサイクルのしやすさ」等の本来住宅があるべき概念や、これからの住宅が有するべき概念を含ませたものです。

引用: 経済産業省 スマートハウス関連施策について

具体的な省エネ対策は次のように規定されています。

  • 住宅の省エネ化⇒新築住宅に対する省エネ基準適合義務化
  • LED照明・有機EL照明の導入⇒LEDなど高効率照明の普及
  • HEMSによる見える化・エネルギーマネジメント⇒全世帯に導入

現在は、HEMSを採り入れたZEHがスマートハウスの概念に最も近いと言えます。ZEHは、net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語で、家庭で使うエネルギーを家庭で創り出して、消費エネルギーにする家を指します。家庭で消費するエネルギーをプラスマイナス0にする家とは、具体的にはどのような住宅なのでしょうか?

建築事例

ZEHとは

水戸市の二階建て|ヒバ無垢材の香り満ちるZEH仕様の二階建て

ZEHとは具体的には次のような要素を備えている住宅です。

  • 最小限のエネルギーで夏は涼しく冬は暖かい室内環境を調えられるだけの高い断熱性
  • 冷暖房、換気、照明、給湯に使うエネルギー量を抑えられる高性能設備
  • 太陽光発電などを備え、家庭で使うエネルギーを創り出し蓄えられる設備
  • 自然の風や陽射しを採り込むと共に日射を遮蔽するなど、自然のエネルギーと賢く付き合って消費エネルギーを抑える設計

ZEHで得られるメリット

ZEHには少ないエネルギーで暮らしを快適にするというメリットがあります。

快適な環境

冷暖房をしている部屋としていない場所、冷暖房をしている時間帯としていない時間帯の温度差が抑えられます。夏は家中のどこもが涼しく、冬は暖かいという環境が得られます。断熱性能が高ければ高いほど、温度差が小さくなっていきます。

家族の健康

家の中の温度差が少ないほど、高齢者のヒートショックのリスクや子どもが風邪をひきやすくなるなどの状況が少なくなり、家族の健康に良い環境が生まれます。

家計の節約

高い断熱性能や高効率設備が光熱費抑えられる上に、太陽光発電の余剰分を売電し収入を得ることもできます。

自然災害への備え

台風や地震などの自然災害が発生した際には、蓄電池に蓄えておいた太陽光発電で創りだした電気が使えます。

参考サイト 経済産業省 資源エネルギー庁 ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)

ZEHの種類

国はすべての住宅を次世代HEMSにすることを目標としていますが、現状ではエネルギーの消費量をプラスマイナス0まではできない住宅もZEHに含まれ、ZEHよりもさらに高い性能を持つ次世代ZEHもあります。ZEHよりもさらに高い性能を持つ住宅の中に、スマートハウスに当てはまる次世代HEMSがあります。

ZEHに含まれる戸建て住宅の基準

Nearly ZEH(ニアリー・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)

断熱性の高い外皮と高効率な省エネルギー設備に加え、再生可能エネルギーの利用することによって、一次エネルギー消費量をゼロに近づけたZEH

ZEH Oriented(ゼロ・エネルギー・ハウス指向型住宅)

都市部で太陽光発電などが望めない住宅(敷地面積が 85 ㎡未満の狭小地に建築された住宅)で、断熱性の高い外皮と高効率な省エネルギー設備を備えたZEH

ZEH

断熱性の高い外皮と高効率な省エネルギー設備に加え、再生可能エネルギーの利用することによって、一次エネルギー消費量がプラスマイナス0になる本来のZEH

ZEHよりもさらに高い性能を持つ住宅

ZEH+

電気自動車充電設備などの再生可能エネルギー設備等を導入しZEHより省エネ性能の高めた住宅

次世代ZEH+

ZEH+の性能に加えて、蓄電システム、燃料電池などの再生可能エネルギー設備等を導入した住宅

次世代HEMS

次世代ZEH+に加えて、HEMSを導入した住宅

それではHEMSとはどのような設備を指すのでしょうか?

HEMSとは

HEMSとは、Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)の略で、家庭で使うエネルギーを自動的に制御する管理システムです。家庭で使うエネルギーとは、エアコンや照明機器、家電製品、給湯器、電気自動車の充電などに必要なエネルギーです。

HEMSはこれらのエネルギーを、太陽光発電などで創り蓄電池に蓄えたエネルギーの量に合わせて、管理するという働きをします。常に使用したエネルギーの量を把握できるので、エネルギーを節約することへの意識も高まります。

注文住宅での新築を検討する際には、外観デザインや間取りだけではなく住宅の性能も自由に選べます。光熱費を抑えて快適な室温を維持できる家にしたいという希望を叶える方法の一つにZEHがあります。それと、条件を満たせば補助金を申請できることです。デメリットも含めてZEHについて確認していきましょう。

コラム ZEHで新築するメリットと申請できる補助金

建築事例

次世代HEMSにIoTを組み合わせ、より進化するスマートハウス

行方市の二階建て|ナチュラルモダンな白壁の家

IoTとは、Internet of Thingsの略でモノのインターネットという意味です。家庭にIoTを採り入れると、家電や住宅設備機器がインターネットを通じて接続されます。通信機能を備えた電力メーターのスマートメーターで、電気使用量を「見える化」するなど、暮らしに役立つ様々な使い方ができます。

家事負担を減らす

照明やエアコン、シャッターなどを音声で操作したり、タイマーで自動操作したりする、スマホで外出先から電気製品を操作したり、お風呂を沸かしたりするなど、家にいても外出先でも、家事の時短ができます。

また、ビルトイン食洗機の洗剤の残量が少なくなったり、炊飯器や洗濯機、電気自動車の充電などのスイッチを入れ忘れたりすると、スマホに通知が届きます。

室内の空気と温度を最適に調整する

室内の空気の状態に合わせて自動的に換気量を調整する、涼しくなりすぎたり、暑くなりすぎたりしないように自動でエアコンを調整したり、エアコン運転中に窓が開いていると知らされたりします。

子どもの行動を把握する

仕事先で子どもの帰宅や子どもが施錠したことを確認でき、子どもだけの時間に宅配便が届いても、子どもが玄関で受け取らなくても済むよう受取時間を変更するなど、留守中の子どもの安全を確保しやすくなります。

危機管理

万が一火災が発生した時に警報機が鳴る他、家中の照明が点灯する、火元の場所が通知される他、外出時にはスマホに通知が届きます。また外出時の窓やドアの施錠忘れにも通知が届きます。

IoTが採り入れられた家にはこれだけではなく、たくさんの便利な機能を持たせられます。スマートハウスはZEHや次世代HEMSに、IoTが採り入れられ、これらの便利機能を存分に使える住宅です。これらの機能は、子どもの安全を守れることや、家事負担を減らせることなどで、共働きの家庭の忙しい毎日を暮らしやすくします。

ただ、ZEHや次世代HEMSにし、さらにIoTが採り入れると費用が嵩みます。新築時にかかる費用と、暮らし始めてから節約できる光熱費を比較検討することに加え、自分たち家族のライフスタイルに必要な機能を見極めた上で選ぶことが大切です。

近年の新築住宅では、家庭からのエネルギー消費量を少なくできる家が主流になっています。省エネ性能を高めれば高めるだけ、少ないエネルギーで家の中の快適な環境が調いますが、同時に建築費は嵩んでいきます。その為、省エネ住宅の基準を満たした住宅に対しては、補助金や減税制度、贈与税の非課税制度などが利用できるようになっています。

コラム 省エネ住宅の基準を満たす条件と補助金や贈与税との関係

建築事例

予算内で納得のいく家を建てたいとお考えでしたらエイ・ワンにご相談ください。

無垢材,注文住宅.家づくり,ライフスタイル,家,家族

かすみがうら市の平屋|家族で暮らすナチュラルテイスト住宅

A-1グループ(A-1home)は無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、低価格で暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。

低価格ではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応することも可能な性能の住宅です。

長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。

A-1グループ(A-1home)は、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。

”全ては笑顔の為に”

これは、当社が常に心掛け、実践している家づくりのテーマです。

A-1グループ(A-1home)では、これまでに培ったノウハウと、数多く施主様の問題解決を行ってきた豊富な実績を基に、施主様の希望を叶える無垢材を使った家のプランを設計し、ご提案いたします。

ご提案の過程で、家族の夢や実現したいライフスタイルなどの、ご希望を存分にお聞かせください。
当社のスタッフが全力で、お客様の家づくりに寄り添います。

 

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監修者情報

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)は、茨城県行方(なめがた)市で1981年より40年以上「設計・施工・監理一貫体制」で家づくりをしている工務店です。
一級建築士5名/二級建築士2名/宅地建物取引士3名/ファイナンシャルプランナー2名
が在籍しており、各分野の専門知識を持ったプロがマイホームを共に形にしていきます。

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