注文住宅で後悔したことはどんなこと?茨城での後悔しない家づくり

「暮らしにくいというほどではないが、もう少し考えればよかった」

「不満があり過ぎて気分が落ち込む、お金があるなら建て直したいくらいだ」

有り余るほどの情報を集め、打ち合わせに打ち合わせを重ねてプランを練ったにもかかわらず、注文住宅では後悔してしまう部分が残ることがあります。家が完成してから感じる後悔には、軽い後悔から、取り返しがつかないと感じるような重い後悔までさまざまです。

家は終の棲家とする人が多く、長く住まう場所です。質の良い家は、子や孫の代まで、快適に暮らせるはずです。もちろん、長く住むうちには、子供やペットが床や壁に傷をつけてしまったり、経年劣化によってメンテナンスが必要になったりはします。だとしても、完成してから長い年月に渡っては何の問題もなく、不満も感じずに暮らせる家を建てたいものです。

実際に今まで家を建てた人たちには、どのような後悔があるのでしょうか?後悔の残る家にしてしまう原因には、建築費に関わる問題と、集めた情報を上手に処理できなかったためにおこる問題があると考えられます。同じ轍を踏まない為、後悔しない家を建てるために、その内容を原因別にみていきましょう。

建築事例

節約しすぎて後悔

限られた予算の中で、建築費の割り振りは重要な課題です。こだわりたい部分に予算をつぎ込んでしまうと、その穴埋めのために節約しなくてはならない部分が出てきてしまいます。

建具のグレードを下げた
「無垢材のフローリングに費用がかかったので、建具は木目調シートのドアを選んだら、築数年で表面が剥がれてきてしまった。」

室内のドアには、無垢材のドアもありますが、無垢材のように見えるドアもあります。無垢材のように見えるドアとは、木目調のプリントが施された化粧シートが貼られているドアです。高級注文住宅では無垢材のドアが使われることもありますが、一般的な住宅では、ほとんどこのタイプのドアが使われています。

ただ、このシートには、強化紙製や樹脂製などの種類があり、品質の差があります。倹約の為、グレードの低いシートが張られたドアを選んでしまうと、剥がれてきてしまうことがあります。ドアの位置により、日当たりや湿度の影響を受ける度合いが違うので、長年剥がれずにきれいな状態を保てる場合もあり、短期間で剥がれてしまう場合もあります。窓枠やドアの枠の表面がブヨブヨしてきたり、剥がれてしまったりするのも同じ理由です。

脱衣所が狭い
「リビングを広くしたかったので、脱衣所と洗面所は兼用にし、最小の面積に押さえた。その結果、衣服が脱ぎ着しにくい、朝の洗面ラッシュ時にも1人しか洗面所を使えないなど脱衣所としても洗面所としても使いにくい場所になってしまった」

限られた床面積の中で、居室を広くする為、洗面所と脱所は兼用にする間取りが一般的です。ただしその場合には、最低でも1坪は必要です。洗濯機を置く予定であれば、1,25坪は欲しいところです。スペースにゆとりがあれば、大人数の家族の場合、洗面ボールの2つついた洗面台を取り入れられ、朝の洗面ラッシュを回避できます。

洗面所も脱衣所も毎日必ず使う場所です。その場所が使いにくければ、日々のストレスになってしまいます。間取りを工夫してできるだけゆったりと洗面や入浴準備ができる面積を確保したいものです。

浴室乾燥や床暖房
「浴室乾燥は無駄だと思いつけなかったが、雨の日が続くと、部屋干しをしなくてはならない。その結果、洗濯物に生乾きの嫌な臭いがついてしまう」

「床暖房は導入費用がかかり過ぎると思いあきらめたけれど、予想通り、冬は足元が冷える」

ライフスタイルや、暮らし方への考え方によって、このようなオプションが必要なのは不必要なのかが異なります。また、家の断熱性によっても、暖房の効率は変わります。一概につけたほうが良いともつけないほうが良いとも言えない問題です。自分たち家族の暮らし方から考えて、つけるかつけないかを決めることが大切です。

2階のトイレ
「4人家族で高齢者はいない、子供2人ももう小学校高学年と中学生なので、トイレは1家に一つあれば十分だろうと思ったが、意外に不便だった」

トイレの位置にもよりますが、リビングや玄関の近くにトイレがあると、来客中には家族が使いにくい状況になることがあります。また、トイレが近い年齢の人がいなかったとしても、風邪で寝込んでいる時などに、2階の寝室から1階のトイレに降りて行くのは辛いものです。ただ、夫婦だけの暮らしである場合や、お客様がほとんどない家族の場合、必ず必要とは限りません。家族の暮らし方に合わせて考えることが大切です。

費用を使い過ぎて後悔

家を建てる時には、一生住むのだからケチケチして後で後悔したくないという気持ちが働きがちです。また、日常生活で使わないような高額なお金が動くので、このくらいなら追加しても総額にはそれほど響かないだろうと思ってしまうこともあります。その結果、建築費が嵩み、さらに暮らし始めてみると、それほど必要ではなかった…と後悔することがあります。

無駄なオプションをつけすぎた
「浴室にミストシャワーやテレビなどのオプションをつけたが、実際には使わなかった」

「システムキッチンにオプションで、食器洗浄機や昇降式の棚をつけたが、それほど便利ではなかった」

システムバスやシステムキッチンには、無数のオプションがついています。カタログだけ見ると、あれこれつけたくなってしまうものです。しかし、実際には、テレビを見るほど長く入浴しない、食器洗浄機は使うたびに内部の清掃をしなくてはならないので、それほど家事の時短にはならないというような結果になることもあります。反対に、つけておいて本当によかったという場合もあります。週末の入浴の楽しみが増えた、非常に便利で今となっては食洗器のない生活は考えられないという人がいることも事実です。家事の仕方、家族構成に合わせて、必要不必要を考えなくてはなりません。

間取りを決める際には、施工先からカタログなど貸与してもらえますが、実際にメーカーのショールームに足を運ぶと、使い勝手がよりよくわかります。浴室の壁の色や質感もカタログとは微妙に違っていたりするものです。暮らし方によっては、標準仕様以上の機能が必要な場合もあるかもしれませんし、全く無駄になってしまうこともあります。ショールームで実際に見て、キッチンなどは操作もしてみて、自分たち家族にとっての必要性を確認することで無駄を省けます。

建築事例

イメージだけにとらわれて後悔

インテリア雑誌やモデルハウスを見て膨らむ、新しい自分達の家へのイメージは誰にでもあるでしょう。ただ、そのイメージにとらわれてしまい、実際の自分たちの暮らし方と重ね合わせて考えなかった場合、暮らしにくい家になってしまう恐れがあります。

リビング階段と吹き抜け
「冬は寒く、夏は暑い。2階の子供部屋の声が1階のリビングに響いて煩い、反対に子供が寝た後に主人が帰宅すると、子供を起こしてしまいそうで、食事の支度や話し声にも気を使う、調理のニオイが2階にまで充満するのが我慢できない」

ここ数年、多くの人に好まれている間取りの一つが吹き抜けとリビング階段の組み合わせです。確かに映像で見ると、洗練された雰囲気が魅力的です。しかし、実際に暮らしてみると、1階と2階の空間が繋がっている為、様々な問題がおこります。音とニオイが伝わりやすい、冷暖房の効率が悪くなる、間取りによってはリビングにお客様がある時には、玄関に行きにくいので外出できないなどの問題です。

冷暖房の効率については、屋根や壁、床に使う断熱材や窓のグレードを高めて、高断熱、高気密の家にすれば解決します。ただし、吹き抜けとリビング階段を取り入れ、高断熱、高気密の家にすれば、建築費はかなり嵩みます。音とニオイは関しては、階段とリビングの間に引き戸をつけるなどの間取りの工夫が必要です。

自分達家族が、吹き抜けとリビング階段のある生活をしたらどのような暮らしになるのかということを具体的に想像してみることが大切です。家族によってリビングでの過ごし方、お客様の頻度、子供のお友達が遊ぶ場所などは違います。インテリア雑誌に取り上げられた家族やテレビコマーシャルのような生活をする家族だけではないはずです。自分たち家族の暮らしに合うかどうかを考えてから決めることが大切です。

キッチンのレイアウト
「アイランドキッチンしたら、キッチンにスペースをとられ、ダイニングが窮屈になってしまった」

「ダイニングとリビングを広くしたかったので壁付のレイアウトにしたが、キッチンが丸見えになるのでお客様が来た時に生活感が出てしまう」

おしゃれな雰囲気があるので人気の高いアイランドキッチンですが、両側に最低80センチは通路を開けなくてはならないので、キッチンとダイニングにスペースにゆとりが必要です。反対に壁付きキッチンは、床面積が節約できますが、ダイニングやリビングとの位置関係によっては、リビングからもキッチンが全て見えてしまいます。また、アイランドキッチンを含めて対面タイプのキッチンには、リビングにまでニオイが拡がりやすいという問題点もあります。

キッチンに使える床面積、ダイニングやリビングとの位置関係、家族構成、お客様をお迎えする頻度などを考え併せて、キッチンのレイアウトを選ばなくてはなりません。イメージだけでレイアウトを選んでしまうと、使いにくいキッチンになってしまう恐れがあります。調理をする人数、配膳などのお手伝いをする家族の人数、全員で食事をする家族、バラバラに食事をする家族など、家族によっても使いやすいキッチンのレイアウトは変わってきます。家族のキッチンとダイニングの使い方を具体的に想定してレイアウトを決めることが大切です。

大開口
「リビングに大きな掃き出し窓をつけたものの道路からの視線が気になり、いつもカーテンを閉めている」

「窓が大きすぎて家具が配置できない」

外に向かって大きく開く窓は、周囲の景観が楽しめることに加えて、室内の開放的な雰囲気を作るという魅力があります。しかし、実際には、外部からの視線が気になって開け放つことができないケースもあります。道路や隣家の窓など、周辺の状況と考え併せて窓の位置や大きさを決める必要があります。

また、窓の数が多すぎたり、大きすぎたりすると、思ったように家具が配置できなくなる恐れがあります。窓だけではありませんが、間取りを決める際には、家具のサイズも考えながら進めることが理想です。

後悔しない為のポイントは、暮らし始めてからの家族の生活を具体的に思い描くことです。家事動線、帰宅動線など家の中での動き方、家具や家電のサイズと配置、周辺の環境などを思い描き、間取りを決めていくことが大切です。

また、システムキッチンやシステムバスなどのオプションに関しては、他に優先順位の高い項目は無いかということをしっかり考えましょう。システムキッチンなどの住宅設備機器は10~15年で交換の時期が来ます。新築の時に無理をしてハイグレードなオプションをつけなくても良いかもしれません。

建築事例

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エイ・ワン(株)は無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、ローコストで暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。

ローコストではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応できる性能の住宅です。

長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。

エイ・ワン(株)は、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。

”全ては笑顔の為に”

これは、当社が常に心掛け、実践している家づくりです。

エイ・ワン(株)では、これまでに培ったノウハウと、数多く施主様の問題解決を行ってきた豊富な実績を基に、施主様の希望を叶える無垢材を使った家のプランを設計し、ご提案いたします。

ご提案の過程で、家族の夢や実現したいライフスタイルなどの、ご希望を存分にお聞かせください。
当社のスタッフが全力で、お客様の家づくりに寄り添います。

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監修者情報

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)は、茨城県行方(なめがた)市で1981年より40年以上「設計・施工・監理一貫体制」で家づくりをしている工務店です。
一級建築士5名/二級建築士2名/宅地建物取引士3名/ファイナンシャルプランナー2名
が在籍しており、各分野の専門知識を持ったプロがマイホームを共に形にしていきます。

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