ログハウスで暮らしたい!

冬には赤々と燃える暖炉から聞こえる薪の爆ぜる音、暖かな室内から見える雪景色、初夏には開け放った窓から家中に吹き抜ける涼やかな風、気持ちを落ち着かせてくれる木の香りがするリビング…ログハウスで数日間過ごしたことがある人には、忘れられない居心地の良さなのではないでしょうか?

また映画の一場面や、雑誌に掲載された写真から受けた印象で、ログハウスに魅かれ、ログハウスに住んでみたいと思い始める人もいるのではないかと思います。

なぜ、私たちはログハウスに魅かれるのでしょうか?

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ログハウスの魅力

「なんだか気持ちが落ち着く」

ログハウスで過ごした時に多くの人が感じる心の底からリラックスした気分は、心を癒してくれます。この感覚は、森の中を歩いた時や、海を眺めている時に味わう感覚に似ています。

ログハウスが居心地よい理由は、樹木が私たちに影響を与え、森の中を歩いたときに感じる爽快な気持ちや、疲れが解消されていくような気分を作るからです。樹木は土の中や空気中にある有害な微生物や虫類から身を護り、生命を維持して健康に成長する為に、フィトンチッドという揮発性物質を放出しています。周囲の空気を浄化するフィトンチッドの働きは、マイナスイオンを増やす働きでもあります。そしてこのマイナスイオンが自律神経のバランスを調整して、安らぎや落ち着きを感じさせるのです。

「疲れが取れたような気がする」

森林浴をした時にそう感じるのは、気のせいではありません。マイナスイオンの働きが、疲れを癒すからです。その他にも血液をサラサラにして循環を良くする、呼吸が楽になるなどの効果もあると言われています。

家とは、最も安らげる場所でなくてはなりません。ログハウスで過ごした人は、まさにその安らぎを得られたからこそ、魅力を難じるのではないでしょうか?

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ログハウスを建てる方法

ログハウスに魅かれ、家を建てるならログハウスにしたいと思った場合、どのような方法があるのか確認しておきましょう。

ログ材の調達 ログハウスの建築は、ログ材の調達から始めます。

ハンドヒューンログハウスの場合
全て手作りで建てるハンドヒューンログハウスのログ材は、木を伐り出し、皮を剥き、壁用、柱用などログハウスの建築に必要な形状に加工します。この作業をするには、森の中に自由に使える広大な敷地があるような特殊な環境が求められます。さらに、木材を伐りだしたり、加工したりする工具もそろえなくてはありません。したがって、現実的には、ログビルダーにログ材の作成を依頼するケースが多いようです。

マシンカットログハウス
工場で加工されたログ材を使うログハウスがマシンカットログハウスです。マシンカットログハウスに使うログ材は、ログハウスのデザインに合わせて必要な形状のログ材が組み合わされているログハウスキットとして販売されています。ログハウスキットは、主に3種類あり、好みの外観や間取りのタイプに合わせて選べます。

  • 国内の工場で国産の木を加工したログハウスキット
  • 国内の工場で輸入した木を加工したログハウスキット
  • 海外のログハウスビルダーで加工された輸入ログハウスキット

ログハウスの建築方法

ログハウスの建て方には、自分で建てる方法と、業者に依頼する方法があります。

自分で建てる

セルフビルドとは、ログハウスを自分で建てる方法です。セルフビルドの中には3つの方法があります。

全て自作 基礎工事と土台造り 地ならし後、コンクリートを流し込み、家の土台を作ってから、ログハウスを建て始めます。

  • 土台の上に床を作る作業 床組み 床板を支える根太を床の下に渡す、根太の間に断熱材を入れる、床板を張るなどの作業です。
  • 壁を作る作業 断熱材を組み込みながらログ材を積み上げて外壁、間仕切り壁を作ります。窓やドアの部分などは、場所に合わせて決められているログ材を選びます。
  • 屋根を作る作業 梁を渡し、棟からの木にかけて垂木を掛け、野地板を張った後、屋根を葺きます。
  • 内装 床と天井に木材のパネルを張ります。2階建てのログハウスでは階段も納めます。さらに窓に窓ガラスを入れます。
  • 屋根と外壁の塗装 屋根と外壁に下地塗りをした後、塗装します。

ログの組み立てだけをする 基礎工事や土台造り、電気工事などの専門的な知識と技術を必要とする工程を業者に依頼し、ログハウスの建築だけを行う方法です。個々の業者に依頼するケースもありますが、ログハウスキット建築のサポートをするログハウスビルダーに依頼するケースもあります。

少しだけ参加する 基本的には業者に依頼するが、できそうな部分を少しだけ手伝い、ログハウス建築の雰囲気を味わう方法です。最終的な外壁塗装のお手伝いなどは、住み始めてからは自分たちが定期的にしなくてはならない作業なので、良い経験になります。

ログハウスビルダーに依頼する

「ログハウスには住みたいけれど、建築は業者に依頼したい」

「ログハウスの建築には興味があるが、実際に挑戦する勇気はない」

ログハウスビルダーの中には、ログハウスを自分で建ててみたいという人をサポートする会社もあります。しかし、現実には時間がとれない、手仕事は不得手という人の方が圧倒的に多いでしょう。

せっかく建てた家なのに雨漏りがする、歪んでいるというような家になったら困ると不安に思う方もいるかもしれません。そこで多くの人はログハウスの建築をログハウスビルダーに依頼します。

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イメージだけでログハウスに住んでも大丈夫?

庭にたくさんの花がある家

ログハウスに数日間宿泊した時の体験の心地よさは、一時期の体験です。日本には四季があり、季節が変われば、住み心地も変わります。また映画や写真でログハウスを見て感じた憧れは、視覚的なイメージだけで作られたものです。

ログハウスには、実際に住んでみると心地よさだけではなく、住みにくさに繋がる問題点もあります。住み始めてから感じる問題点にはどのようなことがあるでしょうか?

築後数年間は夜中に大きな音がする
ログ材は、天然の木から作られる木材です。木材には、湿度を吸収すると膨らみ、乾燥すると縮むという性質があります。その為、乾燥によって木材が反ったり割れたりします。

もちろん、ログ材になる前には十分乾燥させてあります。しかし、それでも築後数年間は、乾燥が続きます。この過程で木が大きな音を立てることがあるのです。夜中に聞こえるとラップ現象が起きたのかと怖くなるほど大きな音が出ることもあります。

セトリング
木材が縮むことに加えて、ログ材の重さに押されて、壁が下がってくるセトリングという現象がおこることがあります。ログハウスはセトリングがおこることを前提に作られているので、心配はありませんが、柱、建具、階段などの調整をしなくてはなりません。

外壁塗装
通常の住宅の場合、外壁や屋根に使われる建材や塗料の種類にもよりますが、概ね10年ごとの塗装で家の劣化を防ぐことができます。しかし、ログハウスの場合、3~5年ごとに外壁塗装をしなくてはなりません。

隙間風
セトリング対策のために、ログハウスには建具と壁の合間に隙間が設けられています。その為、風の強い日には隙間風が入り込んでくることがあります。

周囲の景観から浮いてしまう
家の周囲には緑が多く、隣家との距離も離れているというような状況であれば、ログハウスの外観の良さが際立ちます。一方、建て込んでいる住宅地では、多くの場合、ほとんど似たような家が並んできます。そのような住宅地にログハウスが出現すると、周辺の景観から浮き立ってしまう可能性があります。

それでも、家族全員がログハウスに住みたいと思っていれば、自宅が周辺の景観から浮き立っていることは大した問題ではないかもしれません。しかし、家族に中に一人でも、普通の住宅の方が好ましい、ログハウスは目立ちそうだから嫌だと思っている人がいたらどうでしょうか?その家族にとって本当に居心地の良い家ではなくなってしまうのではないでしょうか?

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ログハウスのような住み心地の家

ログハウスに住みたいと思う大きな理由の一つには、ログハウスの外観の良さがあると思います。ただ、住宅地に建てるのであれば、ログハウスの外観はあきらめ、ログハウスの住み心地の良さだけを追求した家にするという選択肢もあります。

在来工法の家+無垢材の内装という組み合わせの家です。無垢材内装の家には、ログハウスの住み心地の良さだけがあり、メンテナンスの煩雑さなど、ログハウスの持つ問題点はありません。

  • 永続性 無垢材が使われた内装は、経年劣化しません。クロスや畳は、紫外線や汚れで変色し、経年劣化していきます、しかし、無垢材の壁や床は、時を経るごとに色が変化し、深みのある味わいが出てきます。傷はつきますが、修復もできます。
  • 暖かい室内が持続する 暖房をつけて室内を暖めると、就寝後に暖房を切っても、朝方まで暖かさが持続します。
  • 冷房しなくても涼しい 猛暑日でもなければ、冷房をつけなくても涼しく過ごせます。
  • 室内が乾燥しない 冬は肌荒れになったり、風邪をひきやすくなったりしますが、この原因の一つは乾燥です。無垢材には、室内が乾燥すると湿度を放出するという働きがあるので、肌荒れや風邪の発症を抑えます。
  • 手触りの良さ 夏、裸足で歩いても足の裏がぺたぺたしません。冬、壁のそばに行ってもヒヤッとしません。どんな季節にも無垢材の壁や床には手触りの良さがあります。
  • 森の中にいるような心地よさ 木の香りが作る清々しい気分、木目が作るゆらぎ効果による癒しなど、常に居心地の良さを感じられます。

ログハウスには憧れるけれど、現実的には無理があるとお考えなら、ログハウスのような内装の家を検討されませんか?

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ログハウス風住宅をお考えならエイ・ワン(株)にご相談を

エイ・ワン(株)は無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、ローコストで暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。

ローコストではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応できる性能の住宅です。

長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。

エイ・ワン(株)は、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。

”全ては笑顔の為に”

これは、当社が常に心掛け、実践している家づくりです。

エイ・ワン(株)では、これまでに培ったノウハウと、数多く施主様の問題解決を行ってきた豊富な実績を基に、施主様の希望を叶える無垢材を使った家のプランを設計し、ご提案いたします。

ご提案の過程で、家族の夢や実現したいライフスタイルなどの、ご希望を存分にお聞かせください。
当社のスタッフが全力で、お客様の家づくりに寄り添います。

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監修者情報

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)は、茨城県行方(なめがた)市で1981年より40年以上「設計・施工・監理一貫体制」で家づくりをしている工務店です。
一級建築士5名/二級建築士2名/宅地建物取引士3名/ファイナンシャルプランナー2名
が在籍しており、各分野の専門知識を持ったプロがマイホームを共に形にしていきます。

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