無垢材のフローリングには床暖房はできない?

新築の家の床暖房を計画している場合、床との相性が気になります。

「無垢材で床暖房にすると、湿度や温度の変化で反ったり割れたりするのでは?」

「夏に裸足で歩くことを考えるとどうして無垢材の床にしたい」

「そもそも無垢材はヒヤッとしないのだから、床暖房はいらないかもしれない」

いろいろな疑問や思いが浮かび、迷うこともあるのではないでしょうか?無垢材の床は確かにタイルの床などに比べれば、冬でもヒヤッとする感覚、足元が冷える感覚は少ないです。しかし、床自体から熱が発生しているわけではありません。あくまでも熱伝導率の低さから冷気の影響も受けにくいというだけです。また、床暖房に対応する無垢材を使えば、床暖房のせいで、無垢材が反ったり割れたりすることもありません。

無垢材のフローロングで床暖房にすれば、冬は暖かく、夏はペタペタしない1年を通して裸足で歩ける気持ちの良い床が実現します。

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床暖房の種類

床暖房には、いくつかの種類があり、部屋の用途や広さによって使いやすさが変わります。また、導入費用と暮らし始めてからのランニングコストにも違いがあります。新しい家に最も適した床暖房を選ぶ為に、床暖房の種類を確認しておきましょう。

温水式床暖房

ガス、灯油、電気、太陽熱などのエネルギーを利用して、室外機で温水を作る方法で、作った温水は、床下に設置されたパイプに流れ、循環して室内を暖めます。

温水式床暖房全般の特徴

  • 温度ムラがなく均等に暖まる
  • 何度でも付けたり消したりできる
  • 広い範囲、複数の部屋に設置できる

ポイント 温水式の床暖房は、熱源によって、使い勝手が異なります。

ガスを熱源にした場合の温水式床暖房の特徴

  • 1時間程度で暖まる
  • ランニングコストは電気より割高
  • 導入時には床暖房の装置に加えて、床暖房用のガスの室外機の設置も必要

太陽の熱を利用してお湯を沸かすエコキュート給湯器を熱源にした場合の温水式床暖房の特徴

  • 暖まるまでに2時間以上かかる
  • 外気温が低下すると暖まりにくくなる
  • オール電化で昼間に長く 使うと割安になる
  • 導入時には床暖房の装置に加えて、エコキュート給湯器の設置も必要

電気とガスを組み合わせたハイブリッド給湯器を熱源にした場合の温水式床暖房の特徴

  • 30分程度で暖まる
  • 給湯・暖房タイプのハイブリッド給湯器を使うと、ランニングコストを節約できる
  • 導入時には床暖房の装置に加えて、ハイブリッド給湯器の設置も必要

灯油を熱源にした場合の温水式床暖房の特徴

  • 30分程度で暖まる
  • 定期的に灯油を補充しなくてはならないが、ランニングコストは割安
  • 床暖房用の灯油タンクの設置が必要

電気ヒーター式床暖房

床下に電気ヒーターを設置し、その熱で床を暖める方法です。電気を使う温水式床暖房より、早く暖まりますが、熱源に違いによって使いやすさが異なります。

電熱線のパネルで暖める熱電線ヒーター式床暖房の特徴

  • 部分的に暖める、一部屋だけ暖める場合に向いている
  • 昼間長時間使用すると電気代が嵩む
  • 導入費用が全ての床暖房の中で最も割安
  • 温度ムラがあり、部屋全体は暖まりにくい
  • 低温火傷のリスクがある

深夜電力で蓄熱材を暖めて、昼間放熱させる蓄熱式床暖房の特徴

  • 広い範囲に設置できるので、家中を暖められる
  • 暖房を使い始める時期から、暖房が必要なくなる時期まで継続してオンにしておく為、1日のうちの温度差がない代わり、細かな温度設定はできない
  • 低温火傷のリスクがある
  • 電気代はかかるが、深夜電力を使うので他の電気ヒーター式床暖房の方法よりはランニングコストを抑えられる
  • 導入には、すべての床暖房の中で最も費用が嵩む

自動温度調整機能がついているPTCヒーター式床暖房の特徴

  • 温度ムラがあり、部屋全体は暖まりにくい
  • 室内で温度が高くなり過ぎている部分があると、その部分の発熱を抑えるので、電力を無駄にしない
  • 広い範囲に設置すると電気代が嵩み、ランニングコストは上がる
  • 低温火傷のリスクが低い
  • 部分的な小さな面積であれば、導入費用は抑えられる
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無垢材フローリングと床暖房の相性

床暖房は、床の下に直接熱源がある為に、無垢材との組み合わせに不安を感じる人が多いのだと思います。それでは、他の暖房の方法との組み合わせはどうでしょうか?

  • エアコン 無垢材には調湿機能があるとはいえ、エアコンの温風がいつも一定の場所に吹き付けていれば、その部分は乾燥してしまいます。無垢材のフローリングの部屋をエアコンで暖める場合には、風向きを常に動かす、加湿器を使うなどの工夫が必要です。
  • ホットカーペット ホットカーペットを無垢材の床に直接敷くと、無垢材が熱せられてしまいます。ホットカーペットを敷く場合は、床とホットカーペットの間に断熱シートを敷くなどの工夫が必要です。
  • 置き型の暖房器具 熱の放出される向きによっては、その部分だけ乾燥しすぎてしまう恐れがあります。また、灯油の場合には、給油時にこぼしてしまうと沁み込んでしまいます。
    !応急処置 小麦粉、又は粉末の洗濯用洗剤をふりかけ、粉に灯油が吸収されたら箒を使って掃きとり、水拭きします。量が多い場合は、水拭きの前に何度か粉をふりかける、掃きとるという作業を繰り返します。
  • 床暖房 床暖房は、種類によって暖まるまでの時間が異なりますが、他の暖房器具に比べると、はるかにゆったりと部屋が暖まります。そして無垢材は、急激な温度の変化によってそりや割れが発生することがあります。そのことを考えると、徐々に暖まる床暖房と無垢材のフローリングの相性は良いのではないかと考えられます。せっかく感触の良い無垢材のフローリングにホットカーペットを敷くのはもったいないのではないでしょうか?
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床暖房のデメリットが心配なら他の選択肢もあり?

床暖房の中でも家全体を暖めたい場合には、温水式床暖房が向いています。温水式床暖房は、床下を循環する温水からの輻射熱で室内をムラなく暖めるので、快適な室内環境が調います。しかし、暮らし始めてからのランニングコストを抑える為には、高額な初期投資が必要です。導入費用をかけた分、ランニングコストは下がるからです。ただ、新築時にはそれ以外にもたくさんの費用がかかっています。温水式床暖房は新築時に設置することが基本ですが、床暖房の導入費にまで予算が回せない場合もあるでしょう。

高額な予算はかけられない、でも、家全体をムラなく暖めたいという場合には、床下エアコンという選択肢もあります。ただし、床下エアコンはエアコンメーカーが認めていない方法です。設置する場合にはそのことを理解した上で設置しなくてはなりません。床下エアコンとは、家庭用の壁掛けエアコン、又は置き型エアコンを床下に設置して暖房器具として使う暖房方法です。

エアコンをつけているのに足元が寒い、顔にばかり温風が当たるというような状況になる理由は、空気の性質によるものです。空気には暖かくなると軽くなって上昇し、冷えると重くなって下がるという性質があります。その為、せっかくエアコンが暖かい空気を作っても、暖かさはどんどん昇っていくので、顔が熱く、足元が冷えてしまうのです。

その性質を利用して、床下に設置したエアコンから昇ってくる暖かい空気を家の中に循環させるという暖房方法が床下エアコンです。ただし、床下エアコンを設置する為にはいくつかの条件があります。

  • 間取り 家の中が細かく区切られているような間取りの家では、床下エアコンは効率よく働きません。暖かい空気が間仕切壁に遮られてしまうからです。反対に、間仕切壁の少ない間取りであれば、家中に暖かい空気が循環し、家の中の温度差が抑えられます。
  • 基礎断熱 住宅の床の断熱方法には、住宅の基礎部分を断熱する基礎断熱と住宅の床を断熱する床下断熱があります。床下エアコンは基礎断熱されていなければ、設置できません。
  • 高気密・高断熱 床下エアコンを効率よく働かせる為には、熱の出入りが少ない家でなくてはなりません。C値が0,6以下の気密性とUA値が0,5以下の断熱性が求められます。
  • ワイヤードリモコンのエアコン、又は床置き式のエアコン 壁掛け式のエアコンには、設定温度を維持する為に吹き出し口のそばに温度センサーがついています。壁掛けエアコンとして使う場合には、この温度センサーが正常に作動し、室内を快適な温度に保ちます。しかし、床下エアコンとして使う場合には、温度センサーの周囲に暖かい空気がとどまり、温度センサーが部屋全体暖まったと認識し、運転を停止してしまうことがあります。ワイヤードリモコン付きのエアコンの場合には、ワイヤードリモコンについているので、誤作動が起こりません。また、床置き式のエアコンは、上部と下部に温風の吹き出し口があり、上部の吹き出し口付近に温度センサーがついています。その為、温度センサーの周囲に暖かさがとどまらず、誤作動が起きません。

床下エアコンと床暖房の大きな違いは、導入費用です。床下エアコンの場合、エアコンを購入する費用、設置工事費、エアコンの設置場所に合わせたガラリの設置、そして、床下エアコンは冷房には使えないので、冷房用のエアコンの購入費用だけで済みます。

ただ、始めに説明したように、床下エアコンはエアコンメーカーが推奨している使い方ではない、住宅の性能が高くなければ、効率よく働かない、ワイヤードリモコン、又は床置き式のエアコンでなくてはならないなどの問題点があります。

床暖房にしても、床下エアコンにしても、新築時に設置する暖房機器については、建築を依頼する会社と十分に相談し、納得した上で設置を決めることが大切です。

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地域性や家族構成に合わせて最適な暖房をえらびましょう

日本国内の気候は、居住地域によって異なります。また、最適な暖房の方法も、家族のライフスタイル、暖房を使う時間帯や、家族が長時間過ごす部屋などによって変わってきます。そして、新築の際に、暖房にかけられる予算の幅もあります。

家中を均一に暖めたいという希望を叶えるためには、後付けの暖房機器ではなく、新築時に設置する必要があります。したがって、暖房の方法についても、建築を依頼する会社に相談することが解決の糸口になります。予算内で、最も自分たち家族にあう暖房方法を選択し、暖かい冬をお過ごしください。

暖かい冬を過ごせる家をお考えならエイ・ワン(株)にご相談を

エイ・ワン(株)は無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、ローコストで暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。

ローコストではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応できる性能の住宅です。

長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。

エイ・ワン(株)は、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。

”全ては笑顔の為に”

これは、当社が常に心掛け、実践している家づくりです。

エイ・ワン(株)では、これまでに培ったノウハウと、数多く施主様の問題解決を行ってきた豊富な実績を基に、施主様の希望を叶える無垢材を使った家のプランを設計し、ご提案いたします。

ご提案の過程で、家族の夢や実現したいライフスタイルなどの、ご希望を存分にお聞かせください。
当社のスタッフが全力で、お客様の家づくりに寄り添います。

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