注文住宅で予算オーバーしてしまうのはどんなところ?予算を抑えた茨城の注文住宅の建築事例もご紹介

注文住宅は、間取りや建材、住宅設備機器などに、すべての部分で自由度が高いので、予算オーバーしてしまうことは少なくありません。住宅ローンを増額して予算オーバーした部分をあきらめないという考え方もありますが、暮らし始めてからの生活を考えると不安が残る対策です。だとすれば、予算内で収まるように、調整しなくてはなりません。どんなことを基に調整していけばよいのか考えていきましょう。

建築事例

削ってはいけない部分

家は、長い期間住むところです。家を建てるご夫婦にとっては終の棲家になり、子や孫にも受け継がれていくかもしれません。長く安全に快適に住める家にする為には、家の性能を揺るがす恐れのある部分は絶対に削ってはなりません。

耐震性能 
地震大国に日本においては、いつ大地震やそれに伴う延焼の被害に巻き込まれるかもわかりません。耐震性能や耐火性能は目に見えない部分ですが、非常に重要な部分です。

外壁と屋根 
塗料や建材、断熱材のグレードによって外壁や屋根の予算を削ることができます。しかし予算を抑えれば抑えるほど、再塗装や葺き替えなどのメンテナンスの周期が短くなります。もしメンテナンスをしなければ、紫外線や雨風によって外壁も屋根も劣化します。

その結果、雨漏りがおこり、家の構造部まで劣化してしまう恐れがあります。構造部が劣化してしまえば、大地震が起きた時に家が倒壊してしまうかもしれません。また、断熱材のグレードを落とせば、家の断熱性が低下してしまいます。


夏涼しく冬暖かい家にする為に、窓は重要な役割を果たします。断熱性の高い高品質な窓ほど高価ではあります。しかし、暮らし始めてからのことを考えれば、光熱費の節約ができ、1年を通して快適な室温が維持されます。その為、窓の品質は削るべきではありません。

地盤改良
土質の条件によっては、地盤改良が必要な土地があります。地盤改良をすると、深さによって、かかる費用が嵩んでいき、予算がオーバーしてしまいます。しかし、家の基礎をしっかりさせる為には、決して削ってはならない部分です。

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見直す部分の優先順位

自分たち家族にとっての理想の家のイメージと家族のライフスタイルを基に見直す部分を考えていくことが大切です。家族構成やライフスタイルによって、絶対必要なもの、それほど必要ない物、無駄な物が異なるからです。家族に合わせた見直し部分の優先順位を割り出していくことが大切です。

床面積と部屋数
家族構成、現在のライフスタイルと将来的なライフスタイルによる間取りの変化などを考え併せて、予定しているだけの部屋数や収納が本当に必要なのか見直すことが大切です。部屋や収納が増えれば、床面積が拡がり、建築費は嵩みます。間取りの工夫と部屋数を見直し、全体の床面積を少なくできれば、予算オーバーの対策になります。

玄関ホール
玄関とリビングの間のホール部分を無くすと、建築費を削れます。玄関ドアとリビングの入り口との位置関係を工夫すれば、ホールなしでも玄関ドアを開けるとリビング内が見えてしまうというような状況になりません。

住宅設備機器のグレード
システムキッチン、浴室、トイレなどの住宅設備機器は、10年から15年を目安に交換の時期がやってきます。そして、毎年のように新しいモデルが各メーカーから発表され続けています。その為、新築時に予算をオーバーしてまでハイグレードなシステムキッチンを導入したり、ミストシャワーやサウナなどのオプションを浴室につけたりすることについては見直しの余地があります。

暖房の方法
床暖房にはいろいろなタイプがあります。家族のライフスタイルによって暖房を使う時間帯は異なります。1日中暖房をしている家もあれば、家族全員の帰宅が遅く、夜間数時間しか暖房をつけない家もあります。家族がそれぞれの居室で短時間しか暖房をしないのであれば、全館床暖房は必要ありません。床暖房を削りたくない場合には、家族に最適な暖房方法であり、暮らし始めてからのランニングコストがかからないタイプを選ぶことが大切です。

  • 灯油やガスを使う温水式床暖房 設置時に高額な予算がかかる上にランニングコストが高いので、設置してもあまり使えないケースもあります。
  • ガスと電気を合わせて使うハイブリット給湯器を設置する床暖房 高額な予算がかかったとしても、暮らし始めてからのランニングコストが節約できます。
  • 床下エアコン 一般的な壁掛けエアコンを床下に設置して暖房機として使う方法で、導入費用もランニングコストも抑えられますが、メーカーに推奨されている方法ではありません。

窓 
断熱性能は落とさず、開閉方法やデザイン、数量、大きさなどで予算を抑えられます。

間仕切壁、建具
部屋につけるドアや収納の扉の数を減らすと予算を抑えられます。例えば、子供部屋を間仕切壁で区切らず一部屋にする、リビングに書斎や子供の勉強部屋として使えるコーナーを作る、客間の代わりにリビングに小上がりを作るなど、兼用できる部屋にして間仕切壁を減らす、ウォークインクローゼットをウォークスルークローゼットにして扉を倹約するなどの工夫で間仕切壁や建具の数などを減らせます。

造作家具
造作家具には、家具職人が作る造作家具と大工仕事で作る造作家具があります。例えば、壁面収納を作る場合でも、棚だけであれば、現場で製作する大工仕事だけで完成します。しかし、ガラスの入った扉がついている凝った造りの棚であれば、家具工場で家具職人が作成します。

大工仕事で作る造作家具は、現場で作るのでぴったり収まり、色も内装と調和する色に仕上がる上に、予算が大幅に抑えられます。家具工事で作る造作家具は、凝った造りで、美しい仕上がりですが、費用は嵩みます。造作家具を作る予定であれば、できるだけ大工仕事で作る造作家具にすると、予算が抑えられます。

バルコニー
洗濯物や布団を干しやすいよう広めに作るという計画も、見直した方が良い項目の一つです。家族全員の洗濯物が干せる広さがあれば十分です。洗濯物を干す人数はほとんどの場合一人だと思うので、それほど広いバルコニーは必要ありません。庭や脱衣所に洗濯物を干すスペースを設けるのであれば、布団だけ干せれば事足ります。

また、屋上でバーベキューをしたい、インナーバルコニーにソファを置いて寛ぎたいというような希望で作るルーフバルコニーやインナーバルコニーも見直しが必要な部分です。周辺の環境にもよりますが、暮らし始めてみるとそれほど活用されないケースが多いからです。特にルーフバルコニーは暮らし始めてからのメンテナンスも普通の屋根より短いサイクルでする必要があるので、メンテナンス費用もかかります。

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あきらめた方が良い部分

あると便利だから、贅沢な気分を味わいたいから…というような理由で選んだ項目は、なくても困らないと考えられます。なくても困らないと考えられる項目は思い切って切り捨ててしまいませんか?

電動シャッター
時間になると、自動的に開閉するシャッターです。手動ですれば、予算が削減できます。

住宅設備機器のオプション
キッチンのビルトイン食洗器や浄水器、可動式吊戸棚など、オプションを増やせば増やすほど費用は嵩みます。標準装備でも十分な機能がついています。また、温水便座付きのトイレの価格には大きな幅があります。お掃除機能など主婦にとっては魅力的な機能がたくさんついていますが、最低限の機能がついているタイプにすれば、価格が抑えられます。

造作洗面台
造作洗面台はおしゃれな雰囲気の洗面所になるので人気ですが、システム洗面台より費用が嵩みます。10年経ってリフォームする際に造作洗面台にすることもできるので、予算オーバーしている時には削る項目に入れておきましょう。

新築時には叶えられなかったハイグレードのシステムキッチンや、浴室のオプションは、数十年後にすることになるリフォームの際につけられます。予算オーバーしてまでハイスペックなシステムキッチンや浴室のオプションはやめておきましょう。

無理せず建てる理想の家

予算オーバーを解決する為に、住宅ローンを増額するという方法は、家計に負担がかかるので、避けたい解決策です。どんなに理想に叶った家が建ったとしても、家計が圧迫されていては、家族の幸せな暮らしは望めないからです。無理をせず、理想の家を建てる為には、見直す余地のある部分を見直して予算を削る他、無駄な部分を見極め、思い切ってあきらめることも必要です。

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茨城の注文住宅 エイ・ワンのキュートは、無駄をなくした低価格な住宅です。

建築費には、家の形、屋根の形も大きく影響します。1階と2階の大きさが違う家、L字型やコの字型の家、面の多い屋根の家などは、建築費が嵩みます。反対に、総2階建ての家、シンプルな箱型の家、面が一つしかない片流れ屋根の家は、建築費が抑えられます。

エイ・ワンのキュートは、住宅性能を落とさず、家の形、屋根の形をシンプルにして建築された低価格な住宅です。間仕切壁や収納スペースなども無駄に増やさず、暮らしやすい間取りが工夫されています。

内装には無垢材が使われているので、室内の雰囲気が良く、夏涼しく冬暖かい快適な家です。

2階建て3LDKのスマートハウス|茨城県の注文住宅

 

勉強コーナーがあるリビング 間仕切りを省き、ダイニングキッチンと繋がっています。

2階建て3LDKのコンパクトハウス

シンプルな外観デザイン 内部はログハウス風な無垢材の内装です。

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茨城で工務店をお探しならエイ・ワン(株)にご相談を

エイ・ワン(株)は無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、ローコストで暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。

ローコストではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応できる性能の住宅です。

長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。

エイ・ワン(株)は、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。

”全ては笑顔の為に”

これは、当社が常に心掛け、実践している家づくりです。

エイ・ワン(株)では、これまでに培ったノウハウと、数多く施主様の問題解決を行ってきた豊富な実績を基に、施主様の希望を叶える無垢材を使った家のプランを設計し、ご提案いたします。

ご提案の過程で、家族の夢や実現したいライフスタイルなどの、ご希望を存分にお聞かせください。
当社のスタッフが全力で、お客様の家づくりに寄り添います。

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監修者情報

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)は、茨城県行方(なめがた)市で1981年より40年以上「設計・施工・監理一貫体制」で家づくりをしている工務店です。
一級建築士5名/二級建築士2名/宅地建物取引士3名/ファイナンシャルプランナー2名
が在籍しており、各分野の専門知識を持ったプロがマイホームを共に形にしていきます。

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