土地の数え方│土地探しのついでに…

千葉県四街道で新築住宅をお考えのお客様から土地探しを手伝ってもらいたいとのご依頼がありました。

土地探しをする場合、最初にすることは、土地と建物に対するお客様のご要望をお聞きし、総予算を土地代、新築住宅の建設費用、その他費用に予算分けをします。

お客様のご要望やご予算などをあるていど決めてから、自分たちで土地探しをしたり、地元の不動産会社さんにご協力いただいて土地探しをしています。

土地探しをしていると、「一筆(いっぴつ、または ひとふで)」という言葉をよく聞きます。
「筆」というのは、土地の単位のことです。

一般的に、宅地は「一区画」、畑は「一面」、道路は「一車線」や「一本」と数えます。
「一筆」という数え方は、一般的ではありませんが、業者間や登記をするときは、土地を「一筆」という単位で数えています。

「一筆、二筆」は、「いっぴつ」「にひつ」または、「ひとふで」「ふたふで」と読みます。

 

土地の単位がなぜ「筆」になったかという理由は諸説あるようですが、
明治時代の「地租改正」の時にはすでに、条文の中に「一筆毎ノ、一筆トナス地」とあります。
さらに、豊臣秀吉が天正10年(1582年)以来行った「太閤地検」とそれに基づく土地公募(検地帳)の編成の時に、その土地の所在や面積、名請人(所有者)などの情報を一行で筆で書き下したことから土地の単位が「筆」となったという説があります。

ちなみに、一筆の土地(登記簿で一つの土地とされているもの)をいくつかに分割することを「分筆(ぶんぴつ)」、隣接する数筆の土地を一筆に合法的に一つにすることを「合筆(がっぴつ)」といいます。

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