夏涼しく冬暖かい地域はどこ?関東(茨城・千葉・栃木)の候補エリアと家づくりのポイント

「夏涼しく冬暖かい地域」と聞くと、九州や中国地方をイメージする方も多いのではないでしょうか。
しかし実は、関東の茨城県・千葉県・栃木県にも、「夏涼しく冬暖かい地域」の条件に近いエリアがあります。
この記事では、気候面での判断基準や、関東で該当する具体的な市、家づくりで押さえておきたい視点を順番に解説します。
移住や住み替えの土地選びで迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
このコラムで分かること
- 茨城・千葉・栃木の3市は、夏の暑さが穏やかな点で共通することが分かります。ただし、那須塩原市だけは冬の冷え込みが強く、単純に一括りにはできません。
- 勝浦市は2023〜2025年の3年間、猛暑日がゼロという、体感ではなく気象庁データに基づいた涼しさの根拠が確認できます。
- 気候が穏やかな土地を選んでも、断熱・気密性能の低い家では快適さは保てず、土地選びと家づくりは一体で考える必要があることが分かります。
夏涼しく冬暖かい地域の判断基準|気温・湿度で分かる

「夏涼しく冬暖かい地域」という言葉に、明確な公的基準があるわけではありません。
しかし、次のような点を目安にすると、地域の気候を比較しやすくなります。
- ・年間の寒暖差
- ・夏の平均最高気温
- ・冬の平均最低気温
- ・夏や冬の湿度
- ・猛暑日や真冬日の頻度
- ・降雪量や積雪の状況
- ・海や山など地形による気候への影響
なかでも注目したいのが「猛暑日」です。
気象庁では、1日の最高気温が35℃以上になった日を猛暑日と呼んでいます。
この日数が少ない地域は、極端な暑さに見舞われる日が少ないという点で、夏の気候を比較する材料の一つです。
ただし、実際の室内の暑さは湿度や住宅性能などにも左右されます。
同じように、冬の最低気温が大きく下がらない地域は、冬の寒さを比較する際の目安となります。
次の章では、こうした条件に当てはまる関東のエリアを具体的に見ていきましょう。

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夏涼しく冬暖かい地域は、関東では「茨城・千葉・栃木」の3市

関東にも、夏の暑さが比較的穏やかな地域があります。
なかでも千葉県勝浦市、茨城県北茨城市、栃木県那須塩原市は、海や標高などの地理的な特徴によって、周辺の都市部とは異なる気候が見られます。
それぞれの特徴を簡単に整理すると、以下の通りです。
- ・勝浦市:海の影響を受け、夏の気温が上がりにくい沿岸エリア
- ・北茨城市:太平洋に面し、海からの影響を受ける茨城県北部のエリア
- ・那須塩原市:標高のある地域を含み、夏は比較的冷涼な気候
勝浦市や北茨城市は海の影響を受けて冬の冷え込みも比較的穏やかな一方、那須塩原市は夏が涼しい反面、冬の寒さが厳しくなるのが特徴です。
いずれも、「A-1home(エイワンホーム)」が家づくりに対応しているエリアに含まれています。
ここからは、地形ごとの特徴を具体的に見ていきましょう。
勝浦市・北茨城市|海の影響で夏も涼しい沿岸エリア
千葉県勝浦市と茨城県北茨城市に共通する特徴は、主に以下の通りです。
- ・どちらも太平洋に面した沿岸の街である
- ・陸地に比べて「温まりにくく冷めにくい」という海の性質の影響を受けるため、内陸に比べて夏の気温が上がりにくい
この点を踏まえ、猛暑日の実績を見てみましょう。(猛暑日=1日の最高気温が35℃以上になった日)
| 地点 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 千葉県勝浦市 | 0日 | 0日 | 0日 | 茨城県北茨城市 | 0日 | 2日 | 0日 |
〈参考〉気象庁『過去の気象データ検索』
勝浦市は3年連続で猛暑日がなく、北茨城市も数日にとどまっています。
海に近い地域では、こうした沿岸部特有の気候の影響を受けやすいと考えられます。
続いて、気象庁の平年値も確認してみましょう。(※平年値は、気象庁が1991〜2020年の30年間の観測値をもとに算出したものです)
【勝浦市の平年値(1991~2020年)】

勝浦市は1月の日最低気温の平年値は2.9℃と氷点下にならない一方、8月の日最高気温の平年値も29.0℃に抑えられており、年間を通して気温の変化が比較的穏やかな地域といえます。
【北茨城市の平年値(1991~2020年)】

北茨城市は8月の日最高気温の平年値は27.4℃と3市の中でも低めで、1月の日最低気温の平年値も-1.2℃と、大きく下がりすぎない結果になっています。
那須塩原市|標高の高さが生む涼しさ
栃木県那須塩原市の特徴は、主に以下の通りです。
- ・市域が広く、標高はおよそ210mから1,917mまで大きな差がある
- ・標高が高くなるほど、一般に気温は低くなるため、市内でも場所によって涼しさの度合いが異なる
- ・標高がある平地でも、山間部ほどではないものの冷涼な気候が見られる
〈参考〉那須塩原市>ホーム>組織から探す>企画政策課>市プロフィール>概要>那須塩原市の概要
気象庁のデータでも、那須塩原市内にある観測地点(黒磯)では2023年から2025年まで、猛暑日は毎年1日ほどにとどまっています。
ただし冬は他の2市に比べて冷え込みが強く、朝の最低気温が氷点下まで下がる日も珍しくありません。
夏の涼しさを生かしつつ、冬の寒さ対策もあわせて考えておくと、より安心して暮らせます。
那須塩原市の平年値も確認してみましょう。
【那須塩原市の平年値(1991~2020年)】
(※気象庁には「那須塩原」という名称の観測地点がないため、市内にある「黒磯」地域気象観測所のデータを使用しています。黒磯は2005年の合併前まで黒磯市として存在したエリアで、現在は那須塩原市の一部です)

8月の日最高気温の平年値は28.6℃に抑えられている一方、1月の日最低気温の平年値は-3.9℃まで下がっており、他の2市より冬の冷え込みが強いことが平年値からも確認できます。
夏涼しく冬暖かい地域で建てるなら、高性能住宅が差を生む

地域の気候が穏やかでも、住宅の性能によって夏の暑さや冬の寒さの感じ方は大きく変わります。
ここでは、家そのものの性能が快適さや光熱費にどう関わるのかを見ていきます。
断熱性能・気密性能が快適性と光熱費を左右する
夏の暑さや冬の寒さを抑えたいなら、住宅の断熱性能と気密性能を確認しておきましょう。
それぞれ、以下を意味します。
- ・断熱性能:外の暑さや寒さを室内に伝えにくくする性能
- ・気密性能:家のすき間を減らして、空気の出入りを抑える性能
断熱性能を表す指標の一つが「断熱等性能等級」です。
国土交通省は全国を複数の地域に分け、それぞれに基準を設けています。
等級の数字が大きいほど断熱性能が高く、現在は等級4が省エネ基準として位置付けられています。
等級5〜7は、より高い断熱性能を求める場合の基準です。
〈参考〉国土交通省『断熱性能』
断熱性能と気密性能が高い家は、外気の影響を受けにくく、冷暖房で調整した室温も保ちやすくなるのが特徴です。
そのため、冷暖房の効率を高め、エアコンに頼りすぎず快適に過ごせる住宅につながります。
また、気密性能を示す「C値」は、住宅のすき間の大きさを表す数値で、数値が小さいほど気密性が高いことを意味しています。
住宅の性能について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご確認ください。
▶️️関連コラム:高気密高断熱住宅で失敗しない|メリット・デメリットや特徴、注意点を解説
デザイン性と省エネ性能を両立する家づくり
性能を重視すると、見た目のデザインを諦めなければならないと考える方もいらっしゃると思います。
しかし、断熱性能を高めながら、外観や間取りなどのデザインにもこだわった家づくりは可能です。
茨城・千葉・栃木でデザイナー住宅を手がける「A-1home」では、高性能な住宅を比較的抑えた価格で建てることをコンセプトにしています。
ここで、地域に根ざした家づくりの一例として、栃木県那須塩原市での施工事例を紹介します。
こちらは無垢材をふんだんに使い、ログハウス風に仕上げた店舗併用住宅です。

ドッグランを備えたカフェスペースと、愛車やバイクを楽しめるギャラリーを組み合わせ、暮らす人の趣味に寄り添った設計を形にした事例です。

夏涼しく冬暖かい地域を選ぶことに加えて、性能とデザインを兼ね備えた家を選ぶことで、年間を通して快適に過ごせる住宅につながります。
A-1homeのコンセプト詳細を、ぜひこちらのページよりご確認ください。

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移住・住み替え前に確認したい暮らしのチェックポイント

気候を理由に移住や住み替えを検討する場合は、住宅性能とは別に、日常生活の利便性も確認しておきたいところです。
実際に暮らし始めてから困らないよう、次のような項目を事前に調べておきましょう。
- ・医療環境:病院や診療所の場所、通院しやすさ
- ・交通アクセス:鉄道やバスの路線、車での移動時間
- ・買い物環境:スーパーやドラッグストアなどの距離
- ・生活コスト:家賃や土地価格、日常の買い物にかかる費用
- ・地域コミュニティ:自治会や地域活動などへの参加状況
- ・子育て環境:保育施設や学校、公園などの充実度
気候が穏やかなエリアであっても、こうした生活基盤が整っていなければ、暮らし始めてから不便を感じてしまうこともあります。
特に老後の住み替えを考えている場合は、現在の生活だけでなく、将来的な通院や移動のしやすさも確認しておきましょう。
エリア選びについては、こちらの記事もあわせてご覧いただくと、より具体的なイメージがつかみやすくなります。
▶️️関連コラム:千葉県の老後に住みやすい街5選|おすすめエリアと選び方・家づくりのポイント
▶️️関連コラム:シニア移住にやさしい街関東のおすすめエリア6選|高齢者が住みやすい街の条件と注意点
夏涼しく冬暖かい地域についてよくある質問

ここからは、夏涼しく冬暖かい地域に関してよく挙げられる質問にお答えします。
暑くもなく寒くもない県はどこですか?
全国を見渡すと、海沿いや高原などで気温差が少ない地域がいくつかあります。
この記事で紹介した千葉県勝浦市や茨城県北茨城市、栃木県那須塩原市も、そうした条件に近いエリアです。
海からの風や標高の高さが、気温の変化を緩やかにしています。
エアコンがいらない町はどこですか?
エアコンが全く必要ない町を一概に挙げるのは難しいですが、猛暑日が少ない地域であれば、エアコンを使う日数を抑えやすくなります。
今回紹介した3市は、いずれも近年の猛暑日が比較的少ない傾向にあります。
ただし、地域の気候だけでエアコンが不要になるとは限らず、住宅性能や日射、湿度なども室内環境に影響する点には注意してください。
一年を通して暖かい県はどこですか?
一年を通して気温が安定して高い場所としては、沖縄県など南に位置する地域が代表的です。
関東の中では、海に近く黒潮の影響を受ける千葉県の沿岸部などが、冬でも比較的過ごしやすい地域として挙げられます。
ただし、「冬が暖かい地域」と「夏も涼しい地域」は必ずしも一致しません。
夏の暑さと冬の寒さの両方を抑えたい場合は、季節ごとの気温を分けて比較することが大切です。
日本の三大避暑地はどこですか?
「三大避暑地」という公的な定義があるわけではありませんが、避暑地として知られる場所には、標高の高い軽井沢や那須、清里などが挙げられます。
暑い季節を快適に過ごせる地域を探している方は、こうした避暑地の気候も参考にしてみてください。
関東で選ぶなら家づくりも視野に「A-1home」にご相談を

関東にも、海沿いや標高の高い地域など、夏の暑さが比較的穏やかなエリアがあります。
ただし、地域によって冬の寒さには違いがあるため、年間の気候を確認したうえで土地を選ぶことが大切です。
さらに、住宅の断熱性能や気密性能を高めることで、地域の気候だけに頼らず、室内環境を整えられます。
「A-1home」では、こうした地域特性を踏まえながら、高性能なデザイナー住宅を手ごろな価格で提案しています。
今回紹介した関東の「夏涼しく冬暖かい地域」はいずれも施工エリアですので、家族構成やライフスタイルに合った土地選びからサポートが可能です。
移住や住み替えを考える際は、ぜひ家づくりの視点もあわせて検討してみてください。

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