2人暮らしなのに浄化槽は5人だソウです。

群馬県邑楽町に建設予定の平屋の木の家があります。

平屋の木の家の建設予定地には下水管が通っていないため、合併処理浄化槽を設置することになります。

群馬県邑楽町で建設予定の平屋の木の家には完成後、ご家族2人で済む予定ですが、浄化槽は5人槽です。
将来的にご家族が増える可能性もありますが、二人暮らしなのに5人分の浄化槽は無駄なような気がしています。

そもそも、戸建て住宅で使用される合併浄化槽の大きさは、一般的に「5人槽」「7人槽」「10人槽」です。

ここで気を付けなければならないのは、「●人槽」という呼び方をしているにも関わらず、その家で生活している人数ではなく、建物の延べ床面積で設置しなければならない合併処理浄化槽の大きさが決まるということです。

・延床面積130㎡(約39坪)以下 … 5人槽
・延床面積130㎡(約39坪)以上 … 7人槽
・二世帯住宅で、両方に台所・風呂がある … 10人槽

と、いうことは、2人暮らしでも130㎡(約39坪)以上の住宅に住んでいれば、7人槽の合併処理浄化槽を設置しなければならないということなのです。

Wikipediaによると、
「人槽」というのは、処理能力の単位で、何人用のものかを示す。最小のものは「5人槽」(浄化槽、みなし浄化槽とも同じ)であり、(中略)設置する浄化槽の人槽を決定する方法として、JIS規格(JIS A3302-2000「建築物の用途別による屎尿浄化槽の処理対象人員算定基準」)により建築物の用途や床面積毎の人槽の算出方法や、用途毎の床面積あたりの水量や流入BOD濃度が定められている。(以下略)

と、ありました。

暮らし方によって、一人が使用する水の量が違いますから、設置する合併処理浄化槽の大きさは、人数で単純に決まるものではないようです。

<家づくりの教訓>
浄化槽の大きさは、生活する人数で決まるのではない

建築事例