樹脂サッシ窓の特徴とメリット・デメリットを解説|他のサッシとの性能も比較

樹脂サッシ窓の特徴とメリット・デメリットを解説|他のサッシとの性能も比較

注文住宅を検討する際、窓の種類は快適性や省エネ性に大きく影響するポイントです。

樹脂サッシは優れた断熱性能が特徴ですが、価格や耐久性など考慮すべき点もあります。

本記事では、茨城県のハウスメーカー「A-1 home」が、樹脂サッシの特徴やメリット・デメリット、アルミサッシとの違いを詳しく解説します。

樹脂サッシの採用を検討されている方は、快適な住まいづくりのために、ぜひ最後までお読みください。

 

 

樹脂サッシとは?

樹脂サッシを採用した窓のLDK

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樹脂サッシは、フレームに塩化ビニル樹脂を使用した窓のことです。

従来のアルミサッシと比べて、優れた断熱性能と結露防止効果が特徴です。

1965年以降の多くの住宅では、アルミサッシが採用されています。

「実家の窓は冬に結露していた」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

アルミは熱伝導率が高いため、室内の暖かい空気が冷やされて結露が発生しやすくなります。

一方で樹脂サッシは熱伝導率が低いため、結露の発生を抑制します。

また断熱性能が高いので、室内の温度を安定させ、快適な住環境を実現可能です。

 

A-1 homeの注文住宅は、Low-E複層ガラスと樹脂サッシが標準装備で、年中快適にお住まいいただけます。

A-1 homeの断熱性能へのこだわりは以下で詳しく解説しているので、快適な住まいづくりの参考にぜひご覧ください

関連コラム:断熱性能について|茨城で木の家を建てるならエイ・ワン

 

A-1 home」は性能に優れたおしゃれな間取りの住宅の様々なプランを提案可能です。

興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。

▶茨城県のハウスメーカー「A-1home」に相談する

 

樹脂サッシのメリット

樹脂サッシを採用した窓のリビング

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樹脂サッシには、快適な住環境を実現するための重要なメリットがあります。

主なメリットは以下の3つです。

  • ・高い断熱性
  • ・結露の抑制
  • ・優れた防音性

順番に解説します。

 

断熱性が高い

樹脂サッシは断熱性能に優れているので、室内の温度を快適に保ちやすくなります。

夏の暑さの約7割、冬の寒さの約6割は窓から侵入すると言われています。

熱の出入りの多い窓の断熱性能を上げることが、快適な室内環境を保つポイントです。

樹脂サッシを採用すると冷暖房の効率が向上するので、省エネ運転が可能になり、光熱費の削減にもつながります。

さらに家全体の断熱性能が向上することで、部屋と廊下の温度差が少なくなり、ヒートショックのリスクも軽減します。

 

断熱性能の高い注文住宅を建てるメリットや注意点について、以下で解説しているので確認してみてください。

関連コラム:高気密高断熱住宅で失敗しない|メリット・デメリットや特徴、注意点を解説

 

結露が発生しにくい

結露は室内外の温度差が原因で発生しますが、樹脂サッシは熱伝導率が低いため、結露の発生を抑制する効果があります。

結露を防ぐ重要性は、見た目や不快感の問題だけではありません。

結露はカビの発生を促進し、住宅の木部を劣化させて建物の耐久性を低下させる要因になるなど、深刻な住宅問題の引き金になる可能性があります。

樹脂サッシを採用することで結露の発生を抑制し、カビによる住宅や健康被害を未然に防げます。

 

防音性が向上する

樹脂サッシは気密性に優れているため、サッシのすき間からの音漏れを防ぎ、優れた防音効果を発揮します。

とくに大通りに面した住宅では、外部の騒音によるストレス軽減効果が期待できます。

ただし住宅全体の断熱性能を高めるには、窓以外の気密性も向上させるのが重要です。

樹脂サッシと合わせて壁や屋根の断熱性能も考慮することで、より快適な住環境を実現できます。

 

樹脂サッシのデメリット

樹脂サッシ窓のデメリット

樹脂サッシには多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。

主な課題は以下の3つです。

  • ・高価格
  • ・耐久性の問題
  • ・開閉操作の重さ

順番に解説します。

 

価格が高い

樹脂サッシの大きなデメリットは、高価格なことです。

アルミサッシやアルミ樹脂複合サッシと比較して、樹脂サッシを採用する費用は高額になります。

しかし建築費用の高さは、長期的な視点で見ると相殺される可能性があります。

樹脂サッシの優れた断熱性能により冷暖房の効率が向上し、光熱費の削減につながるからです。

樹脂サッシを検討する際は、単に価格だけでなく、長期的な経済的メリットを総合的に考慮することが重要です。

建築費用は高くなりますが、快適性向上と将来的な経済的利益を考えれば、価値のある選択肢だと言えます。

 

注文住宅の品質を確保しながら価格を抑える方法について、以下で解説しています。

関連コラム:注文住宅を安く建てる方法|品質とコストダウンにこだわる茨城の住宅会社が解説

 

アルミサッシと比較して劣化が早い

樹脂サッシは、アルミサッシと比較して耐久性が低いと言われます。

とくに、紫外線や温度変化によって変色や変形などの経年劣化が懸念点です。

しかし、近年の樹脂サッシは樹脂の表面にコーティングが施されており、変色などの問題は改善されています。

さらに、樹脂サッシの平均寿命は30〜50年程度とされており、使用環境やメンテナンスによって変わりますが決して短くありません。

耐久性の観点から見ても、樹脂サッシは実用的で信頼できる選択肢と言えます。

 

開閉操作が重くなりやすい

樹脂サッシはアルミサッシと比較して強度が劣るため、厚みを増して強度を確保しています。

強度を確保した結果サッシ自体の重量が増加し、開閉の操作が重たく感じる可能性があります。

とくに、人が出入り可能な掃き出し窓はサイズが大きいので重量差が現れやすいです。

実際の使用感を確認するために、モデルハウスなどで実際に開閉を体験してみることをおすすめします。

日常生活での使いやすさだけでなく、樹脂サッシの断熱性能を実感できます。

 

A-1 home」は性能に優れたおしゃれな間取りの住宅の様々なプランを提案可能です。

興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。

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樹脂サッシと他のサッシの比較

樹脂サッシを採用した窓の平屋

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窓のサッシ選びは、住宅の快適性や省エネ性に大きく影響します。

以下で樹脂サッシと他のサッシタイプを比較し、それぞれの特徴を見ていきます。

 

樹脂サッシとアルミサッシの比較

樹脂サッシとアルミサッシを比較すると、快適性と省エネ性において樹脂サッシが優れています。

以下の表で樹脂サッシとアルミサッシの特徴を比較します。

項目  樹脂サッシ アルミサッシ
断熱性能 ◎ 優れている × ほぼ無い
結露防止 ◎ ほぼ発生しない × 発生しやすい
防音性 ◎ 高い △ 低い
耐久性 ○ やや優れている ◎ 優れている
価格 △ やや高い ◎ 安い
重量 △ 重い ◎ 軽い

 

樹脂サッシを採用すると建築費用は高くなりますが、快適性・省エネ性・健康面など、総合的に見ると優れた選択肢です。

とくに長期的な住まいの質を重視する方にとっては、樹脂サッシがおすすめです。

 

樹脂サッシとアルミ樹脂複合サッシの比較

アルミ樹脂複合サッシは、樹脂サッシとアルミサッシの中間的な性能を持つ選択肢です。

以下の表で樹脂サッシとアルミ樹脂複合サッシを比較します。

項目  樹脂サッシ アルミ樹脂複合サッシ
断熱性能 ◎ 優れている ○ やや良好
結露防止 ◎ ほぼ発生しない ○ やや発生しにくい
防音性 ◎ 高い ○ やや高い
耐久性 ○ やや優れている ◎ 優れている
価格 △ やや高いが選定のしかたにより抑えられる ○ 現代では一般的な価格
重量 △ 重い ○ やや重い

 

樹脂サッシは、断熱性能、結露防止効果において優位性があります。

とくに快適な環境を求める方や、省エネ効果を重視したい方にとっては、樹脂サッシがおすすめです。

一方、アルミ樹脂複合サッシは、バランスの取れた性能コストパフォーマンスが特徴で、予算や環境条件によっては良い選択肢です。

 

樹脂サッシに適したガラスの選び方

樹脂サッシを採用した窓のキッチン

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樹脂サッシを採用する際、ガラスの種類も非常に重要です。

最適なガラスを選ぶことで、樹脂サッシの機能性を最大限に活用できます。

樹脂サッシを採用してもガラスの性能が低ければ、窓全体としての性能を十分に発揮できません。

現在の住宅には二重ガラス(ペアガラス)が使われるのが標準的になりました。

しかし、樹脂サッシの性能を活かすには、Low-E複層ガラストリプル複層ガラスなどの高性能ガラスがおすすめです。

ガラスの種類 特徴
Low-E複層ガラス
  • ・特殊金属膜(Low-E膜)をコーティングした2枚のガラスの間に空気層を設けた構造
  • ・優れた断熱効果により、一般的な複層ガラスよりも断熱性能が向上する
  • ・夏は太陽熱を反射し、冬は室内の熱を逃がさない特性で年間を通じて省エネ効果を発揮
トリプル複層ガラス
  • ・3枚のガラスを使用し、2つの空気層を持つ高性能なガラス
  • ・Low-E複層ガラスよりも高い断熱性能を実現
  • ・寒冷地や騒音の多い環境に適している

 

高性能ガラスを樹脂サッシと組み合わせると、より快適な室内空間を実現できます。

冬は暖かく、夏は涼しい環境を維持しやすくなり、冷暖房費の削減にもつながります。

 

A-1 home」は性能に優れたおしゃれな間取りの住宅の様々なプランを提案可能です。

興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。

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茨城で樹脂サッシの窓で快適な注文住宅を実現するならA-1 homeにお任せください

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樹脂サッシの選択は、快適な住環境を実現する上で重要な要素です。

しかし、適切な樹脂サッシの選び方や、ガラスの組み合わせなど、専門的な知識が必要な部分も多くあります。

A-1home」は、茨城県を中心に高品質な注文住宅を提供している建築会社です。

経験豊富な設計士やコーディネーターが、お客様一人ひとりのニーズやライフスタイルに合わせて、最適な樹脂サッシとガラスの組み合わせをご提案します。

さらに「A-1home」では、Low-E複層ガラスと樹脂サッシを標準装備としており、高い断熱性能と省エネ効果を実現しています。

快適で環境にやさしい住まいづくりをお考えの方は、ぜひ「A-1home」にご相談ください。

監修者情報

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)は、茨城県行方(なめがた)市で1981年より40年以上「設計・施工・監理一貫体制」で家づくりをしている工務店です。
一級建築士5名/二級建築士2名/宅地建物取引士3名/ファイナンシャルプランナー2名
が在籍しており、各分野の専門知識を持ったプロがマイホームを共に形にしていきます。

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