ログハウスとは

外国映画や、湖畔の別荘地などで見かける丸太を積み上げた建物がログハウスです。街中ではあまり見かけない建物ですが、郊外に家を新築される方の中には、ログハウスに住んでみたいとお考えになる方も増えてきました。

ログハウスには、小さな小屋のようなログハウス、2階建てで贅沢なつくりのログハウス、日本の伝統的な古民家を再現したログハウスなど様々なタイプがあります。

ログハウスの定義

丸太を横に積み上げて作る建物で、建物全体が木材で作られていることがログハウスの定義です。日本の一般的な木造住宅では、壁に石膏ボードや構造用合板が使われますが、ログハウスは丸太や加工して長方形にした木材を積み上げて壁にします。

 

ログハウスの構法

ログハウスには、主に3つの構法があります。

丸太組み構法

丸太を横に積み上げて、板状の木材を使わずに壁を作る構法です。さらに、この構法には建材の加工方法によって2種類のタイプがあります。

*ハンドカットログハウス

ハンドカットログハウスは手作りのログハウスです。伐採した太い丸太の皮をむいた後に、丸太の曲線を調整する加工をします。そして、ノッチ加工と言われる交差部分の刻みを入れる作業、グループ加工と言われる上下の丸太をしっかり密着させるために溝を刻む作業が行われます。

このノッチ加工によって横向きに積み上げられた丸太が上下にしっかり密着し、壁と柱の役目を果たす頑丈なつくりを実現します。ノッチ加工には、半円形に削ってカーブを調整するラウンドノッチ、乾燥しても隙間が出にくいサドルノッチ、地震などによる横からの圧力に耐えられるよう斜めに削るウェッジノッチなどがあります。

これらの作業の後、壁を積み上げ、窓などの細部処理が行われます。ここまでの工程はすべて職人の手作業で行われます。

手作業で行われるため、12メートル程度の長さまで継ぎをしない丸太が使える、丸太の太さや曲がり具合などの特徴に合わせた使い方ができる、窓やドアに独特の細工ができるなどの手作りならではの特徴があります。その為、丸太本来の美しさを活かした自然で野性的な趣の個性的なログハウスに仕上がります。

ただし、職人一人ですべての工程を行うので、工期に時間がかかる上に、木材の乾燥の度合いが十分でなかった場合には、木材にひび割れやカビが発生してしまうこともあります。

*マシンカットログハウス

マシンカットログハウスは、機械を使って製材加工をするログハウスです。近年は、コンピューター管理されている製材機が導入され、非常に精度の高い建材で作られています。精度の高さとは、木材の厚さ、交差部の形状、乾燥の度合いなどが均一になっているということで、職人の技術の差による不均等がおきません。

また、国交省大臣の防火認定を取得している場合には、準防火地域でも建築できます。

ただし、木材の長さに制限がある為、継ぎが多くなること、木材の表面に傷がついた場合、ハンドカットの場合は修復できますが、マシンカットの場合には修復しにくいという難点があります。

ポスト&ビーム構法

ポスト&ビーム構法はポスト(柱)とビーム(梁)の部分を丸太で組み合わせて作る軸組構法のログハウスです。日本国内で一般的な住宅に使われている在来工法とよく似ていて、法律上も在来工法と同じ扱いになっています。

ポスト&ビーム構法のログハウスは、12世紀以降にヨーロッパで生まれ、アメリカでも盛んに使われていた木造建築構法ティンバーフレームの進化したものなので、映画や絵本の挿絵などで見かけたことがあるかもしれません。

ピース・エン・ピース構法

ピース・エン・ピース構法は、壁部分に短い丸太を使うログハウスです。ポスト&ビーム構法と作り方は似ていますが、仕上がりはより丸太構法のログハウスの雰囲気を醸し出します。

 

ログハウスの歴史

木材を利用して作られる住宅は、世界の各地で昔から人々に親しまれてきました。その構法は地域によって異なりますが、どの地域のログハウスにも長い歴史があります。それぞれの地域のログハウスにはどのような歴史があるのでしょうか?

 

日本のログハウスの歴史

日本国内で最も古く、現在も残っているログハウスは、住居ではなく、倉庫として使われていた建物です。そのうちもっとも有名な建造物は、奈良の東大寺にある正倉院宝庫です。奈良・平安時代には、官庁や大きな寺には貴重な品々を納めておく正倉が置かれていましたが、時代の流れとともに滅んでいてしまいました。その中で、現在までその姿をとどめているのが正倉院宝庫なのです。

正倉院宝庫は、日本では高床式校倉造りという建築様式で作られたログハウスで、檜材で作られた柱と横に積み上げた檜材で建築されています。高床になっていること、檜材が使われていることが、日本の高い湿度から貴重な宝物の数々を守り続けました。

湿度の高い日本では、湿気の害から宝物だけではなく、穀物や保存食を守るために、板倉造りと呼ばれる壁に木材を使った倉庫が各地で利用されていました。

初めて居住用のログハウスが作られたのは北海道の開拓が進んだ明治時代だそうですが、一般的には昭和8年に建てられた上高地帝国ホテルが有名です。その後、ログハウスは日本の気候、暮らしに合わせて進化し続け現在では、別荘だけではなく一般的な住居としても多くの人に愛されています。

北欧のログハウスの歴史

フィンランド、スウェーデン、ノルウェーなど北欧の各国では、1000年以上前から木造建築がおこなわれてきました。そして手作りから機械で製材するログハウスへと進化を遂げてきました。1958年には角ログ、1962年頃に丸ログが誕生したフィンランドのログハウスは、マシンカットログハウスの主流であり、世界で最も生産量の多いログハウスです。

東欧のログハウスの歴史

ロシア、ポーランドなどの国々でも古くから多くのログハウスが作られてきました。住居だけではなく、教会や城塞、橋などの木造建築も数多くつくられ、ユネスコの文化遺産となっている聖堂もあります。

北米のログハウスの歴史

アメリカでは、北米大陸への移民が開拓を進める中で、スウェーデンのログハウス技術が伝わって1600年代から1800年代にかけて多くのログハウスが作られました。そして1700年代後半にはカナダにもその技術が伝わりました。その後、アメリカでは次第にログハウスが住居として使われなくなりましたが、現在では再び、別荘として使う人が増えてきました。

 

ログハウスの暮らし

ログハウスにはいろいろなタイプがあり、市街地の風景にも溶け込むデザインの都市型ログハウス、野趣のあるハンドカットログハウスなど、用途と好みに合わせて選べます。

外気の寒さを室内に伝えにくく、木の香りや感触は心に癒しを与えます。人工的な建材によっておこるシックハウス症候群などの心配もなく、快適な暮らしができます。

もちろん、メンテナンスは通常の家よりも手間暇がかかりますが、その分多くの生活の快適さを得られます。

世界各国で、古くから人々に愛されてきたログハウスが、今では居住性、安全性がより高くなり、デザインも多様になって手軽に建てられるようになってきました。木という天然の素材で作られた家に暮らす快適さをぜひ味わってください。

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